部門案内

放射線部

業務内容・医療機器・専門領域

放射線部門は、放射線診断部門、放射線治療部門、核医学部門、放射線管理部門の4部門で構成されています。患者さんの負担は出来るだけ軽く、精密で安全な検査・治療を遂行することを心掛け、放射線科をはじめとする全ての診療科・部門との密接な連携のもとに協力して画像診断・インターベンショナルラジオロジー・放射線治療・核医学検査をおこなっています。

放射線部設置装置一覧

(A)診断装置:医科
  • 一般撮影装置(胸部、骨など):4台
  • X線TV装置:4台
  • CT装置:診断用 3台(64列 2台、320列 1台)、IVR-CT 1台、治療計画用 1台
  • MRI装置:4台(3T×2台、1.5T×1台、 0.3T:手術室)
  • 血管造影装置:4台(内 手術室 1台)
  • 乳房撮影装置:1台
  • ポータブル装置:6台
  • 移動型X線TV装置:4台
  • 骨塩定量装置:1台
診断装置:歯科
  • 一般撮影装置:3台
  • 歯科用デンタル撮影装置:5台
  • セファロ撮影装置:1台
  • パノラマ撮影装置:1台
  • CT撮影装置:1台
  • ポータブル撮影装置:2台
  • 移動型X線TV:2台
(B)放射線治療装置
  • 外照射放射線治療装置(リニアック):2台
  • 腔内放射線治療装置:1台
  • 温熱治療装置:1台
(C)核医学検査装置
  • デジタルガンマカメラ:3台
  • PET-CT装置:1台
  • 甲状腺摂取率測定装置:1台
(D)放射線測定器など
  • 電離箱型:6台

撮影室紹介

一般撮影室

一般撮影室
放射線の一種であるX線を装置から発生させ、被写体を通過したX線の差を白黒のコントラストでフィルムやモニターに表示し、画像を得ることができます。 胸部や腹部をはじめ、全身の骨撮影を行っています。

血管造影室

血管造影室
血管造影とは、血管の状態や血液の流れを調べるための検査、治療です。一般的に腕あるいは足の付け根の血管からカテーテルと呼ばれる細い管を入れて目的とする部位の血管まで挿入、カテーテルから造影剤を注入して血管を描出します。
狭くなった血管を広げたり、腫瘍を栄養している血管に薬を注入したり、血流を止めたり(血管の塞栓)などといった治療を伴った血管造影を行うこともあります。

CT撮影室

CT撮影室
CT検査はX線を利用して体の断面や3Dなどを画像化するCT装置を用います。現在3台の装置が稼働しています。 CT室には医師・看護師・診療放射線技師などのスタッフがいます。

MRI撮影室

MRI撮影室
MRIはMagnetic Resonance Imagingの略語で磁気共鳴画像のことです。強力な磁場と電波を利用して人体の様々な断面の画像を得ることができ、レントゲン検査やCTとは異なり、エックス線(放射線)を使いませんので放射線被ばくの心配がありません。MRIは特に組織コントラストに優れており、体内の様々な部位の病巣を画像化することができます。

核医学検査室

核医学検査室
核医学検査に使用される非密封の放射性同位元素及びその標識化合物のことを放射性医薬品といいます。 放射性医薬品は人体にほとんど影響のない微量のγ線という放射線を出し、この標識された放射性同位元素を経口または注射により体内に投与すると特定の臓器に集まる特徴をもっています。 核医学検査は体内から出るγ線を検出し、体の周りを回転しながら画像にする装置をSPECTといい、臓器の形状や腫瘍の存在、生体の機能を調べる検査です。 癌の早期発見や遠隔転移の発見など、細胞の代謝活動の状況を画像にするPET‐CT検査も行われています。

放射線治療室

放射線治療室
放射線治療部門は主に外照射治療装置(リニアック)を用いて治療を行っています。 画像誘導放射線治療(IGRT)と呼ばれる位置精度技術を駆使し、前立腺癌に対する強度変調放射線治療(IMRT)や、早期肺がんや肝がんに対する定位放射線治療(SRT)など高精度治療も実践しています。 また子宮頸がんに対する192-Irを用いた腔内照射、ならびに125-I 前立腺永久刺入療法など小線源治療も婦人科・泌尿器科と連携しつつ行っております。

歯科撮影室

歯科撮影室
歯科部門では、通常のデンタル撮影に加え、頭部規格撮影、パントモ撮影等の検査を行っており、コーンビームCTを用いた三次元的な画像の提供も行っています。