看護師特定行為研修センター
099-275-6378
看護師特定行為研修センターの紹介
看護師特定行為研修センター開設について
平成27年10月より、「特定行為研修」を修了した看護師が、医師の指示を待たずに手順書に従い、特定行為(21区分38行為)を行うことが可能となりました。
鹿児島大学病院では、この看護師の特定行為研修の指定研修機関(3区分)として、平成28年10月に開講しました。
第11回 医道審議会 (看護師特定行為・研修部会)において追加申請(2区分)が承認されました。
第15回 医道審議会 (看護師特定行為・研修部会)において追加申請(2区分)が承認されました。
第20回 医道審議会 (看護師特定行為・研修部会)において追加申請(1区分)が承認されました。
鹿児島大学病院における特定行為研修の教育理念
本院は、県下唯一の大学病院として、高度実践的看護臨床教育を通して地域医療の質向上に貢献し、特に医療資源の少ない離島・へき地でも安全で安心な医療を提供できる人材を育成することを目指します。
教育目標
- 急性期医療や地域医療において、臨床判断を行うために必要な能力(知識、技術、態度)を養う。
- 特定行為を適切なタイミングに、倫理的、かつ安全に行える能力(知識、技術、態度)を養う。
- 医学的視点と看護学的視点を融合した新たな役割の中から、多職種の専門性を尊重しチーム医療が円滑に働くように支援できる能力(知識、技術、態度)を養う。
<h4研修の特色
各学会認定の指導医・専門医資格などを有する医師と特定行為研修を修了した看護師等による講義と演習を行います。また、総合臨床研修センターを活用した実践的な演習を重点的に行い対応力が身につく研修を行います。
特定行為研修について
開講する特定行為区分
特定行為区分 | 特定行為 | 定員 | |
---|---|---|---|
呼 吸 器 関 連 |
気道確保に係るもの | 経口用気管チューブ又は経鼻用気管チューブの位置の調整 | 5名 |
人工呼吸療法に係るもの | 侵襲的陽圧換気の設定の変更 | ||
非侵襲的陽圧換気の設定の変更 | |||
人工呼吸管理がなされている者に対する鎮静薬の投与量の調整 | |||
人工呼吸器からの離脱 | |||
長期呼吸療法に係るもの | 気管カニューレの交換 | ||
創傷管理関連 | 褥瘡又は慢性創傷の治療における血流のない壊死組織の除去 | 5名 | |
創傷に対する陰圧閉鎖療法 | |||
栄養及び水分管理に係る 薬剤投与関連 |
持続点滴中の高カロリー輸液の投与量の調整 | 5名 | |
脱水症状に対する輸液による補正 | |||
感染に係る薬剤投与関連 | 感染徴候がある者に対する薬剤の臨時の投与 | 5名 | |
血糖コントロールに係る薬剤投与関連 | インスリンの投与量の調整 | 5名 | |
循環動態に係る薬剤投与関連 | 持続点滴中のカテコラミンの投与量の調整 | 10名 | |
持続点滴中のナトリウム、カリウム又は クロールの投与量の調整 |
|||
持続点滴中の降圧剤の投与量の調整 | |||
持続点滴中の糖質輸液又は電解質輸液の投与量の調整 | |||
持続点滴中の利尿剤の投与量の調整 |
研修修内容と時間数
共通科目 | 時間数(時間) |
---|---|
臨床病態生理学 | 47 |
臨床推論 | 45 |
フィジカルアセスメント | 45 |
臨床薬理学 | 46 |
疾病・臨床病態概論 | 60 |
医療安全学 | 30 |
特定行為実践 | 47 |
合計 | 320 |
※ 共通科目時間数のうち247時間は、e-learningによる個別受講となります。
特定行為区分別科目 | 時間数(時間) | |
---|---|---|
呼 吸 器 関 連 |
気道確保に係るもの(22時間) | 106 |
人工呼吸療法に係るもの(63時間) | ||
長期呼吸療法に係るもの(21時間) | ||
創傷管理関連 | 72 | |
栄養及び水分管理に係る薬剤投与関連 | 36 | |
感染に係る薬剤投与関連 | 63 | |
血糖コントロールに係る薬剤投与関連 | 36 | |
循環動態に係る薬剤投与関連 | 61 |
募集要項について
以下のページをご覧ください。
https://www.hosp.kagoshima-u.ac.jp/tokutei/guide.html
お問い合わせ
看護師特定行為研修センター
場所 | 〒890-8520 鹿児島県鹿児島市桜ヶ丘八丁目35番1号 |
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お問い合せ | 看護師特定行為研修センター事務室 tokutei@m.kufm.kagoshima-u.ac.jp Tel.099-275-6378 |
講義・演習・実習施設
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