検査部感染対策

 

病棟での生理検査

1)感染症の有無については、ナースステーションでの表示、カルテ等での確認し、必要があれば主治医の指示のもと検査を行う。

2)検査実施前、終了時は必ず手洗い・手指消毒を行う。

3)検査機器・装着器具(電極・聴診器など)は検査終了時、消毒エタノールで清拭する。

4)感染症病室の結核患者(疑いを含む)の検査

·         前室でN95マスクを着用して入り、呼吸器検査以外については患者もサージカルマスクを着用してもらう。

·         検査機器・装着器具は、検査終了後、消毒エタノールで清拭する。

·         検査終了後、手洗い・手指消毒をする。

検査室での生理検査

1)    手洗い・手指消毒は患者ごとに検査前と検査後に行う。

2)    検査機器・装着器具(電極・聴診器など)は、検査終了時、消毒エタノールで清拭もしくは洗浄する。

3)    リネン類(シーツ・枕カバーなど)は患者毎に使用後清掃し、週1回は交換する。皮膚落屑物・分泌物・体液などで汚染された場合は、その都度交換する。

検体検査において

患者検体の取り扱いは、搬送・処理にかかわらず手袋着用を原則とする。

飛沫感染・空気感染の恐れのある検体処理は、それぞれサージカルマスクもしくはN95マスクを着用し安全キャビネット内で行うようにする。

検体が血液で汚染した場合

検体容器や依頼伝票の表面に、血液・体液等が付着したまま検体や伝票が検査室に提出されることがある。収集担当者や検査技師の感染防止のため、以下の対策をとる。

1)    血液や体液で外面が汚染した検体容器は、容器ごとビニール袋に入れて提出する。

2)    血液や体液が付着した依頼伝票は破棄し、新しい伝票を再発行して提出する。

3)    検体取り扱い時は手袋を着用し、感染対策に十分留意する。