■針刺し・切創・粘膜曝露の予防 |
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■針刺し・切創を起こさないために必要なこと |
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1. 針廃棄ボックスの常備。処置の場所に必ず持参すること。 2. リキャップの禁止。 3. 鋭利器材を取り扱う際は、物品の準備、配置、操作手順を確認すること。清潔野に鋭利物を展開する際は整理整頓をし、鋭利物が視認しやすくすること。また使用後鋭利物は直接手渡しではなく、ニュートラルゾーンに一旦おいて介助者へ受け渡すこと。 4. 安全装置付き器具の適正使用。 翼状針は安全装置の作動を確実に行う。 留置針はできるだけpassiveタイプのものを使用する。 5. 手袋の着用。(針刺し時の汚染を少しでも軽減できる) 6. 針などの危険な医療器具の分別廃棄。 針廃棄ボックス、白のポリペール箱以外には絶対に捨てないこと。 7. HBs抗体確認とワクチン接種。 一度もHBs抗体10mlU/ml以上が確認されていない職員は抗体検査を行い、10mlU/ml未満の場合はHBワクチンを1クール(3回)接種する。 8. 足を完全に覆ったシューズを着用する。 サンダル、スリッパ、パンプスは落下した鋭利なもので足を負傷するおそれがあるため禁止する。 9. 血液・体液を顔面に受ける可能性があるときは、ゴーグル・フェイスシールドを着用する(手術時など)。 10. 血液を分注するときは、分注用安全器材を使用する。 |
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針廃棄ボックス |
リキャップは禁止 |
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■翼状針の取り扱い |
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① 安全機構付きの翼状針を使用する。 |
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②安全機構を作動させながら抜針する。 |
③抜針後速やかに針廃棄ボックスに廃棄する。 |
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■静脈留置針 |
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針を抜くと自動的に針先がカバーされるpassive typeの安全装置付き留置針を用いましょう。 |
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採血用に整備したワゴン。処置前にすべての必要物品を整え、針やごみの廃棄までの手順を あらかじめシミュレーションしておくことが事故防止につながる。 |
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携帯用針廃棄ボックス 在宅自己注射実施患者使用の針廃棄ボックス |
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プラスチック針 |
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清潔針はリキャップ台を活用しましょう |
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やむを得ない場合はスクープ法 |
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分注用安全器材 |
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