■マニュアル更新履歴 |
2014年(第11版からの更新) |
■内容の大きな変更のあった項目 |
1) 「抗菌薬の届け出・連絡」(2014.3.5) バンコマイシン散を抗菌薬届出対象薬として追加しました。 2) 「感染性胃腸炎」 (2014.4.15) 食中毒対応マニュアルが作成されたことにともない、発症患者の食器にはディスポーザブルの物を使用すること、患者発症時には栄養管理室へ連絡することを追加しました。 3)
「保健所への届出」「病原体別予防策と届出」「水痘」「多剤耐性アシネトバクター」(2014.10.21) 感染症法の五類感染症(全数報告)に指定されたことに伴い、届出疾患や届出基準などを追加しました。 4)
「カルバペネム耐性腸内細菌」(2014.10.21) 感染症法の五類感染症(全数届出)に指定されたことにともない病原体別(細菌)の新たな項目に追加しました。 5)
「アウトブレイク時の対応」 (2014.11.18) カルバペネム耐性腸内細菌科細菌(CRE)、バンコマイシン耐性黄色ブドウ球菌(VRSA)、多剤耐性緑膿菌(MDRP)、バンコマイシン耐性腸球菌(VRE)および多剤耐性アシネトバクター属は保菌を含めて1例目でアウトブレイクに順じ対応を行う、としました。 6)
「サーベイランス」 (2014.11.18) MRSAサーベイランスに関するフロー図の見直しおよびその他の多剤耐性菌サーベイランス・血液培養サーベイランス・抗菌薬サーベイランスを追加しました。 7)
ICT院内巡視チェックリストに6項目(「水回り」「廃棄物」「点滴作成台/薬剤管理」「処置関連」「スタッフステーション/病室」「手指衛生と医療環境衛生等」)の集計用チェックリストを加えました。 (2014.11.18) |
■追加・変更項目 |
1)
「クロストリジウム・ディフィシル」 (2014.2.18) 初回軽症-中等症例にはメトロニダゾールを推奨薬とし、マニュアルに2010年SHEA/IDSA Clostridium
difficile感染症ガイドラインに基づく重症度別推奨治療を追加しました。 2)
「保健所への届出」「病原体別予防策と届出」 (2014.4.15) 感染症病名をクリックすることで、感染症法に基づく医師の届出票(PDFファイル)をダウンロードできるようにしました。また病原体別(細菌・ウイルス)の各項目からも届出票がダウンロードできるようにしました。 3)
「廃棄物の処理の仕方」 (2014.4.28) 廃棄物分別一覧表2014年4月版および感染症ごとの紙おむつの取扱いをUPしました。 4)
「MRSA監視培養検査」 (2014.6.23) 対象部署に救急病棟を追加しました。 5)
「接触予防策」「ESBL, メタロβ-ラクタマーゼ」 カルバペネム耐性腸内細菌などの隔離解除基準の追加・修正を行いました。 6)
「標準予防策」 (2014.11.18) 安全な注射手技を追加しました。 7)
「手術部位感染対策」(2014.11.18) CDC/NHSNのSSIサーベイランス判定基準について修正を行いました。またCDC SSI予防ガイドラインドラフト版に基づき、皮膚消毒・術後感染予防抗菌薬について修正を行いました。 8)
「緊急報告の必要な疾患」(2014.11.18) 検査部からICTへメールで報告すべき場合にカルバペネム耐性腸内細菌科細菌を追加しました。 9)
「感染病室」(2014.11.18) 入室方法について、必要に応じて感染制御部門にも相談する、としました。また相対的適応に空気感染病原体に曝露した発症リスクのある患者を追加しました。 10) 「外来におけるトリアージ」(2014.11.18) 新興感染症に関して外来掲示で注意喚起を行い、インターホンによる連絡でトリアージを行うこととしました。 11) 「微生物検査」 (2014.11.18) 時間外の検体も検査部での受付が可能となったことから、時間外の検体の保存について変更を行いました。 12) 「TDMが必要な他の抗菌薬について(抗MRSA薬以外)」(2014.11.18) 外注で行っているアミカシンの薬物血中濃度測定依頼方法が手書き依頼箋から検査オーダ入力へ変更となりました。 13) 「職員の抗体検査と予防接種」(2014.11.18) 日本環境感染学会のガイドライン改訂に基づき、ワクチン接種の基準となる抗体価とワクチン接種回数の見直しを行いました。 14) 「結核」(2014.11.18) 患者への対応に結核の届出を行った場合は保健所から問い合わせがあることを患者に通知すること、を追加しました。 職員の接触者健診は塗抹陽性結核患者や塗抹陰性でも強い咳嗽や空洞を有する結核患者の診療・ケアの際にN95マスクを着用せず行った職員を対象にすることとしました。また、接触職員については濃厚接触者に対しては該当職員に対し注意喚起を文書で通知すること、それ以外の職員に対してはリスクマネージャーへ文書で通知し所属職員に注意を促すこととしました。 15) 「インフルエンザ」「麻疹」 (2014.11.18) 休日や夜間帯に受診希望で来院した患者(通院中の患者や紹介患者は除く)の担当診療科を、救急当直医師から救急科に変更しました。 16) 「B型肝炎」「C型肝炎」 (2014.11.18) 血液や体液で環境が汚染された際に用いる次亜塩素酸ナトリウム濃度を変更しました。 17) 「HIV」 (2014.11.18) 血液・体液曝露時の予防内服について、米国のガイドライン改訂(2013年8月)にともない変更しました。 |
■その他の更新項目 |
1) 当院のantibiogramの2013年データを更新 (2014.1.31) 2) 院内感染対策指針の一部改訂 (2014.4.1) 感染制御副部門長の設置について記載しました。 3) 感染症対策委員会規則の一部改訂 (2014.4.1) 感染制御副部門長を新たに委員とし、また、医療安全管理委員会に合わせて、副病院長(歯科担当)を委員から外しました。さらに、月1回程度開催する旨の記載もしました。 4) ICT要項の一部改訂 (2014.4.1) 感染制御副部門長の設置について記載しました。 |