■C型肝炎ウイルス |
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■C型肝炎とは |
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C型肝炎を引き起こすC型肝炎ウイルス(HCV)は血液を介して感染し、その最大の原因は輸血であったが、先進国では検査体制が確立したため、輸血後肝炎は激減した。医療従事者の針刺し事故によるC型肝炎の発症率は約2%とされている。 C型肝炎はどの年齢で感染してもキャリアとなり慢性化する症例が70〜80%存在する。急性C型肝炎は他の急性肝炎に比較して症状が軽く、無黄疸例や不顕性黄疸例が多い。慢性肝炎の場合には肝病変の進行は緩徐であるが、確実に肝硬変、肝癌に進展する。日本における肝癌患者の約70%がHCVによる慢性肝炎、肝硬変を有している。 |
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■C型肝炎の検査法 |
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■HCV曝露時には |
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HCVに曝露した場合は、速やかに以下の応急処置を行い、「針刺し・切創・粘膜曝露への対応」に従って対処する。 @
針、メス刃などによる刺し傷や切り傷の場合は、流水と石けんで十分洗う。 A
眼などに血液が飛んだ時には、多量の水による洗浄を行う。 B
口腔粘膜などには、ポピヨドンガーグルを使用する。 C
無傷の場合でも、手指等が血液、体液などに触れた場合は、流水下で十分に洗う。 |
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■HCV感染者に日常管理について |
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(1)
血液や唾液、体液を介する感染の可能性を十分に自覚させ、これらが付着したものの処理に注意する。 (2)
日用品では、血液や唾液、その他の体液に直接触れる物品(剃刀、歯ブラシ、爪切り、うがい様コップなど)は個人の専用とし、他人と貸し借りしないよう指導する。 (3) テーブルなど、血液、体液が付着した場合には0.5%次亜塩素酸ナトリウムで清拭する。 |