■移植後のウイルスによる出血性膀胱炎

 

ウイルスによる出血性膀胱炎とは

出血性膀胱炎は造血細胞移植患者にみられる主要な合併症の一つである。出血性膀胱炎の原因として医薬品や放射線治療の他アデノウイルス・BKウイルス等によるもののことがある。

症状

一般に、血尿のほか頻尿・排尿困難・尿意促拍・排尿痛などを認める。ただし、突然無症候性肉眼的血尿で発症することも稀ではない。※厚生労働省 重篤副作用疾患別マニュアル 出血性膀胱炎

感染対策

 

出血性膀胱炎の患者

尿道カテーテル留置なし

 

標準予防策

+

接触予防策

 

個室管理

 

手指衛生:流水手洗い+手指消毒

消毒薬:塩素系(ぺルシールクリーン®等)

 

尿道カテーテル留置あり

 

症状軽快まで継続

標準予防策

 

 

大部屋管理可

 

 

 

手指衛生:尿の取り扱い時は、流水手洗い+手指消毒

消毒薬:塩素系(ぺルシールクリーン®等)

 

症状軽快まで継続

 

 

 

上記フローチャートに沿って対策を行う。

アデノウイルスの場合、アルコールが効きにくい。このため、造血細胞移植後のウイルスによる出血性膀胱炎を発症した患者の環境清掃はぺルシールクリーン®などの塩素系を使用し、手指衛生も流水と石けんの手洗いを行ったのち手指消毒を行う。