手袋

 

手袋着用が必要な場合

1)  体液、血液、傷のある皮膚、粘膜に接触する可能性のある場合

·        注射、採血時(患者ごとに交換する)

·        ドレッシング交換

·        排泄介助

·        胸水・腹水、髄液などの処理時

·        座薬などの挿入介助時

·        吸引時(口腔、気管、胃液など)

2)  汚染物、汚染した環境、器材に触れる可能性のある場合

·       おむつ交換など排泄物の処理時

·       使用後の医療器材の片付け時

·       器材などの洗浄時

3)  清潔な操作が必要な場合

·       注射剤のミキシング

 

未滅菌手袋の着け方

·       ガウンなど他の防護用具も一緒に着ける場合、手袋は最後に着用する。

·       正しいタイプと自分の手に合ったサイズを選択する(S, M, L,LL)。

·       手首を覆うように手袋を広げる。

 

手袋の脱ぎ方

外側は汚染されているので、脱ぐ際には皮膚が外側に触れないように注意する。

ほかに防護用具を着用している場合、手袋は最初に外す。



袖口を掴む

中表に外す

手袋を外し、

指を袖口に入れる

中表に外す

 

手袋の交換

   患者に使用する手袋は患者ごとに交換する。

   同一患者でも異なる部位の処置をする時は交換する。

   湿性の体液が付着あるいはその恐れのある手袋は、そのつど交換する。

   長時間着用し手に汗をかいたらはずす。

   手袋に破損等が生じた場合は直ちに交換する。