建設/改修工事に伴う感染対策

 医療関連施設における建設/改修工事に関連してアスペルギルスやムコールなどによる感染症の事例が報告されている。新築・改築・大規模解体工事等において、患者・来院者・職員へ与える影響を、工事前に評価し工事管理部署が主体となり対策を講じることが必要である。

 

ICRAInfection Control Risk Assessment

1.      施設管理課は、建設/改修工事を行う前にICRAチェックシートを用いてリスク評価を実施する。

ICRAチェックシート

2.      ICRAチェックシートの建築・改築工事に伴う感染リスク評価表のクラスVもしくはクラスWに該当する場合、建設/改修開始前に施設管理課とICTで情報共有を行う。

3.      リスク評価に基づき、現場の状況に応じたクラス毎に必要な感染対策を施設管理課とICTで検討する。<感染対策の実施内容

4.      3.の検討結果に基づき、工事に関連する空気感染の危険性や工事中の真菌胞子の拡散・蔓延をコントロールする方法等について感染制御部・施設管理課・工事請負業者で共有する。