鹿児島大学病院における広報の役割や思いについて、広報委員長を務める、橋口照人先生にききました。
鹿児島大学病院 広報委員長
橋口 照人 先生
鹿児島大学大学院医歯学総合研究科
副研究科長
血管代謝病態解析学分野 教授
鹿児島大学病院 検査部長
大学病院に対し、なんとなく敷居が高いと思っている方が多いかと思います。そこで、少しでも身近に感じ、知っていただくきっかけになればと、広報誌「桜ヶ丘だより」を発行しています。県内の医師会・歯科医師会に所属する医療機関などへの配布や、当院のホームページ上でも閲覧できようにして、より多くの方に見ていただきたいと思っています。
また、今年は書籍「地域医療に尽くす鹿児島大学病院 Part2」の製作も行いました。院内で活躍するスタッフをはじめ、各分野における研究や実績について詳しく紹介しています。
その他、今年で3年目になる院内通信「かごゆホット」では、職員一人ひとりの思いや活躍を共有し、職種を越えたスタッフ間の連携やモチベーションアップにつながっています。
充実したチーム医療です。ひとつの治療に対し、専門性の高いスタッフが集まり、より多くの視点で検討し、最善の方法を探っていきます。また、治療は技術だけでなく、患者さんの生活のこと、心の状態なども含め、さまざまな分野のスタッフが連携して、サポートする体制が整っています。この体制やいきいきと働くスタッフの魅力は広報でも伝えていきたいですね。
我々のモットーは「知と愛と人と」。我々は、最先端の知識・技術・多職種連携のチームワークで医療を提供していることに誇りを持っています。そして、その根底にあるのは人々への愛です。時代の変化に対応しながら、病気と闘う人々、障害をもって生きる人々も、安心して共に暮らせる「健康な社会」を目指す医療人でありたい、そんな人材を育てたいと思っています。より地域に根ざし、開かれた病院を目指します。