支援内容

就業継続支援
関連部署と連携を図り、短時間雇用制度や育児部分休業制度の活用やキャリアパスの作成を通して、就業の継続及びキャリアアップを支援します。 鹿児島県医師会女性医師支援室とも連携しており、院外研修等の相談も可能です。
育児支援
院内保育園 さっつん保育園
利用対象 鹿児島大学職員の子で小学校就学に達するまでの乳幼児
保育時間 月曜日~金曜日 7:30~18:30 (19:30まで延長可)
※土曜日・日曜日・祝日および本学が指定する休日(夏季・冬季休業等)は休園
定員 40名
院内保育園 さくらっ子保育園
利用対象 鹿児島大学職員の子で小学校就学に達するまでの乳幼児
保育時間 月曜日~金曜日 7:00~19:00 (21:00まで延長可)
水曜日・木曜日 24時間保育
病後児保育も行っています。
※日曜日・祝日・年末年始(12/29~1/3)は休園
定員 31名
詳細はこちらから
復職支援
復職もしくは再就職に向けたリフレッシャー研修や短時間勤務制度(医員限定)、育児部分休業の利用などを通して復職しやすい環境を整えていきます。
短時間勤務制度についてはこちら
個別相談支援
メールは24時間受付しておりますので、お気軽にお問い合わせください。
応援メッセージ
【 産婦人科 樋渡小百合先生 】
現在、二歳半の娘を育てながら、大学病院の産科医師として病棟で働いています。
日々忙殺され、体力的にも精神的にも限界を感じることもありますが、共に働く先生方の理解と協力(犠牲ともいえます)および実家の協力・夫の理解を得て、外来、分娩、手術と充実した毎日を送っています。
私の場合は出産後5か月で、まずは外来勤務のみで復帰させていただきました。
産婦人科という仕事柄、自分が妊娠・出産を経験したことで、早く仕事に生かしたいという強い気持ちがありました。
院内保育園に娘を預け、昼休みに授乳に行き、そして5時には帰るという生活でした。
まだ人見知りもしない時期で、スムーズに保育園生活に慣れてくれたように思います。
もちろん、半年ぐらいの間は、月に2回ほど発熱や体調不良で呼び出しもありましたが、そこは外来というフレキシブルな勤務と上司の温かい理解で、対応可能でした。
娘が1歳を過ぎ、人手不足もあったため病棟医に復帰しました。帰りが不規則になるため、母が迎えに行きやすいように、自宅・実家に近い認可保育園に変わりました。
主治医で患者をもつということと、時間外や休日の緊急対応が不可能であるという身分にジレンマを覚えましたが、やはり自分も現場で活躍できるという充実感、手術する喜びは格別です。
当直やオンコールを免除していただいているにも関わらず、同僚の先生方が、平日日勤帯だけでもいてくれて助かるということを幾度となく言ってくださり、他の先生方の仕事量を少しでも減らせればという思いで働いています。
できるだけ重症例や時間外に及びそうな症例は外していただいています。
時々壁にぶち当たります。
当直を含めもっと働けないのかというジレンマ、周りの先生方が激務で疲れ果てているのを目の当たりにしたときの罪悪感、一方で子育てや家事を十分にできない自己嫌悪、家庭にいても患者のことが頭から離れない辛さ…
悩みは次から次に出てきて尽きません。
でも、ただシンプルに、この仕事が好きということ。
その気持ちで、職場と家族にかかる迷惑を最小限にできる微妙なバランスで働いているのかなと思っています。
子持ちで制限のある自分でも誰かの役に立っている、その自己肯定感がモチベーションになっています。
無理をしすぎず、割り切るところは割り切って、でも、一生懸命仕事と向き合っていきたいと最近は思っています。
いろいろなハードルはありますが、せっかく勉強してとった資格、たくさんの時間と税金も使ってとった資格です。
家庭を持った多くの女性医師たちがさまざまな形で活躍できればと切に願います。
【 薬剤部 新田美奈先生 】
私は約一年の産休・育休を取得し、平成26年4月に産休前と同じがん化学療法管理主任として復職しました。
復職後しばらくは子どもの病気や自分自身の体調不良により仕事を休むこともあり、仕事と家庭の両立に対する認識の甘さや準備不足を反省しながら働く日々でした。
しかし、急なお休みをお願いしても、大丈夫だよ!
と言っていただけたり、時間外に仕事をしていると、お迎えに行かなくていいの?
と声を掛けていただいたり、夜勤、土・日曜日の勤務は免除していただけるなど、薬剤部の皆さんの温かいご理解の下、徐々に落ち着いて仕事に取り組めるようになってきました。
昼夜問わず働いていた出産前と比べると仕事や勉強に費やせる時間が減っていますので、効率的に仕事ができるよう仕事の優先順位を考え、子どもを寝かしつけた後や子どもが起きる前に集中して仕事をする時間を確保するなど、限られた時間を最大限に利用する工夫をしています。
また、夫には息子の保育園への送りをしてもらい、抄読会等で帰宅が遅くなる月曜日と木曜日には母に保育園への迎えをお願いしており、職場の理解だけではなく家族の協力も得ています。
現在、薬剤部には女性の薬剤師が32人在籍しており、私を含めて3人の薬剤師が育児休業を取得後に復職しています。
まだ3人とも復職して2年未満ですが、経験を生かして若い薬剤師を支えられるように、またロールモデルになれるように努力していきたいと思っています。

支援担当者
女性医師等支援センター 副センター長 林田 真衣子
連絡先 事務局
mail smarf@m3.kufm.kagoshima-u.ac.jp
phone. 099-275-6696
address. 鹿児島市桜ヶ丘8丁目35-1