よくある質問

研修全般について

研修歯科医の出身大学や男女比等の構成はどうなっていますか?

本院に採用された平成18年以降の研修歯科医の動向では、本学出身者と他大学出身者の比率は約3:1で本学出身者の方が多い傾向です。また男女比では、約7:3で男性の方がやや多い傾向です。

鹿児島大学にはどれくらいの指導歯科医が所属していますか?

全専門診療科に合計75名以上の指導歯科医が所属しています。各診療科には指導歯科医のまとめ役として指導歯科医長が配置されており、研修歯科医の指導、管理を行う体制をとっています。

歯科総合診療部にはどのような指導歯科医が所属していますか?

歯科総合診療部には6名の指導歯科医が所属しています。それぞれ保存、歯周、補綴、小児、矯正の専門で、総合的な指導が可能となっています。またうち2名は英国で「医学教育学」を学んだ医療者教育のエキスパートで、充実した指導体制を構築しています。詳しくは歯科総合診療部ホームページを参照して下さい。

自由に臨床能力をトレーニングする設備はありますか?

歯科総合診療部に隣接したエリアにシミュレーショントレーニングコーナーを設置しています。各自の顎模型や人工歯さえあれば、チェアユニットやマネキン、基本的な器具器材は自由に使用することができます。

自学自習する設備、図書等はありますか?

研修歯科医の専有スペースとしての研修歯科医控室に、机、椅子、PC環境、またロッカー室が整っています。また図書についても各種専門図書、月刊誌等が常備されており、研修歯科医の希望に応じて随時充実を図っています。

研修歯科医が担当するケースの症例検討会などを行っていますか?

歯科総合診療部で研修歯科医が担当する患者さんすべてのケースについて、ほぼ毎週開催されている症例検討会で研修歯科医自身が報告を行い、治療方針や内容、経過等について指導歯科医とともに検討を行っています。

臨床研修期間中に学外での学会や研修会等に参加できますか?

指導歯科医が必要と認めた学会、研修会については、研修の一環として参加することが認められます。

臨床研修中に学会発表する機会などはありますか?

全国の歯科医師臨床研修を管理する大学が主体となっている学会「日本総合歯科協議会」の学術大会において、研修歯科医が発表する機会を毎年設けています。

本院では主としてAプログラムの研修歯科医が中心となり、学会発表の企画、原案作製、発表までを行っています。

臨床研修中にアルバイトはできますか?また同時に大学院生になることができますか?

歯科医師臨床研修は歯科医師法第16条に明記されている通り「専念規定」があり、アルバイトはできません。

なお、本学大学院医歯学総合研究科では研修時間外に研究を実施する等により研修に支障が出ないように対応しており、研修歯科医の皆さんの入学を歓迎いたします(希望する際には、入学希望の分野へ事前にご相談ください)。

1年間の必修期間に病気等で欠席した場合、研修期間不足で「未修了」となることがありますか?

研修期間中に傷病等正当な理由がある場合は、最大で45日までの休止期間が認められています。

ただし研修終了にあたっては、全研修期間を通じてあらかじめ示されている研修目標に到達していることが前提となります。

研修期間の途中で所属するプログラムを変更することはできますか?

原則としてできません。マッチングの際の研修プログラムの選択は、慎重に行ってください。

臨床研修終了後の進路はどのようになっていますか?

年度によって若干傾向は異なりますが過去の実績を総合すると、例年約6割の修了者が学外の一般歯科診療所や病院歯科に勤務しています。

約3割が大学院(他大学を含む)への進学、残りの約1割が後期研修歯科医や医員へ採用されています。

大学病院歯科医療Aプログラム

Aプログラムでの研修は具体的にどのような形で行われていますか?

年間を通して歯科総合診療部を中心とした研修となりますが、担当する患者さんの処置内容に応じて、院内すべての歯科系専門診療科での研修も可能です。

あわせて、年間通して30日以内で出向することができる院外の研修協力施設(離島研修、一般歯科診療所、病院歯科、保健所、歯科技工所等)での研修を、他のプログラムに比較して優先的に行うことができます。

Aプログラムにおいて専門的な内容を深める研修はできますか?

Aプログラムでは歯科総合診療部を中心とした総合歯科診療研修が主体となりますが、年間をとおして希望する専門診療科1つを選択し、週1回研修することができます(選択研修)。

また、勤務時間外(17:15以降)の時間の使い方に制限はありません。専門的な内容を学びたければ、時間外に歯学部内の各講座で受け入れることも可能ですので、各指導歯科医に相談して下さい。

大学病院歯科医療Bプログラム

Bプログラムでの専門診療科の選択方法は?

Bプログラムでは3か月間毎に所属するローテーション科を各自の希望により選択できます。

ただし希望者多数の場合は各科内で選考の上採用となり、その選考基準は8月に実施される採用予定者選考試験(マッチング試験)の点数が重視されます。

Bプログラムでは各専門診療科何名まで受け入れてくれますか?

専門診療科の都合(人事等)により毎年変更になりますので、プログラム説明会(例年6月開催)や採用予定者説明会(例年2月開催)などで随時問い合わせてください。

Bプログラムでの3か月研修と6か月研修の違いは?

Bプログラムにおける専門診療科ごとのローテーション期間は原則として3か月間です。ただし本人の強い希望があり、また受け入れ側の態勢が十分整っている場合に限り、単一診療科に6か月間の研修ができるようになっています。ただしその場合、残りの6か月間は歯科総合診療部での研修が必須となります。

Bプログラムで配属される専門診療科はいつ決定されますか?

歯科医師国家試験の合格発表後、研修歯科医として本院に採用された後に配属希望調査を行います。

受け入れ側の希望や体制との整合性を確認したうえで最終的に決定されます。

地域歯科医療プログラムについて

鹿児島大学と連携している協力型臨床研修施設に特徴はありますか?

鹿児島大学は平成25年度プログラムで全国35の協力型臨床研修施設と連携しています。その所在地は鹿児島、熊本、宮崎など南九州地域を中心として、広くは関西、関東、北海道まで分布しており、研修歯科医の希望に応じて選択できる体制を整えています。

また、本院と連携する協力型臨床研修施設は、今後も施設数の充実を図っていく予定です。

希望する協力型臨床研修施設に出向することはできますか?また、出向先はいつ決まりますか?

出向する協力型臨床研修施設の決定は、群内マッチング形式をとっています。採用希望者は研修開始に先立ち、採用希望施設の見学、および各施設における採用面接を行っていただきます。

採用希望者の希望施設、および各施設の採用希望者のリストをもとに、一定のルールに従ってマッチングを行いますが、原則として施設側(受け入れ側)の希望が重視されます。

出向する協力型臨床研修施設はいつ決まりますか?

歯科医師国家試験の合格発表後、群内マッチングを行い決定します。4月初めの研修開始時に公表されます。

協力型臨床研修施設への出向の時期(前期、後期)は自由に選べますか?

出向の時期(前期、後期)の選択は、原則として受け入れ施設(協力型臨床研修施設)側の希望によって決定されます。

離島診療研修について

離島診療研修とはどのようなものですか?

鹿児島大学病院歯科総合診療部内の関連ホームページを参照して下さい。

 

http://www.hal.kagoshima-u.ac.jp/ippan/ritou.html

離島診療研修はどのプログラムを選べば参加できますか?

鹿児島大学病院の臨床研修プログラムに参加する研修歯科医すべてに参加する機会があります。ただ現実的には、研修期間やスケジュール等の都合で、Aプログラムの研修歯科医が優先的に参加することになります。

離島診療研修に参加するにはお金がかかりますか?

離島診療研修では、必ず交通費と宿泊費が必要となります。

本院では参加する研修歯科医の経済的負担を極力軽減し、できるだけ多くの研修歯科医に参加しでもらえるよう、交通費(船舶代)については全額サポートする体制を整えています。

 

 

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