修了生の声


平成30年度 修了生

平郡gif

平郡 和弥(鹿児島大学病院)

受講動機

 私が特定行為研修を受講しようと思ったきっかけは、先に研修を修了した同僚がアセスメント能力を上げて、より的確な患者対応を行っている姿をみて、自分もより深い知識・技術を習得したいと思ったからです。

研修の感想

 共通科目は、ほとんどがe-learningでしたが、病態や解剖生理、薬理、臨床推論などを学び、より広い視野で患者状態を評価できるようになったと思います。働きながら研修を受講できることも魅力の一つです。区分別科目からは、実際に臨床で患者を評価し、指導者と共に特定行為を実践することで、知識や技術が深まるだけでなく、研修終了後に自施設で活動するイメージを持つこともできました。

 研修を修了して、特定行為も看護の一環であり、継続して行うことでより効果的になると感じました。そのためにも、特定行為研修修了者が、もっと増えることを期待し、私も修了者として活動をがんばりたいです。



平成29年度 修了生

市川gif

市川 善実(鹿児島大学病院)

受講動機、今後の目標

 私は、現在まで外科・精神科・産婦人科病棟を経験し、周術期の患者や重症患者を診ている中で、急いで指示を仰ぐための医師への報告が上手に伝わらないことや、手術などで医師不在の場合、指示が後からになってしまい患者を待たせてしまうことがありました。そんな葛藤を抱いている中で特定看護師の活動について知る機会があり、患者の生活の中で一番多くの時間を一緒に過ごしている看護師が、看護ケアに加えて医学的特定行為を行えることでタイムリーに対応できるのではないかと考え、2017年度「循環に係る薬剤投与関連」の特定行為区分を取得しました。

 研修中は、医学的知識の講義や症例検討、実践など行いました。他病院のスタッフの中には、認定看護師もおり、講義以外にも様々な知識を教えて頂く機会にもなりました。

 現在はICUで勤務していますが、いざ自分が特定行為を実践しなければいけない立場になった時に、循環動態をアセスメント・評価すると同時に、あるいは呼吸を安定させ、次のステップとしてカテコラミン等の薬剤調整を行なう場面をよく目にするようになり、2019年度に「呼吸器関連」の3区分を今年度受講することにしました。

 入院在院日数が短縮されていく中で、重症化を防ぐことや、重症患者の回復を促進できるような視点を養えるよう、来年度の特定行為実践に向け取り組んでいきたいと考えています。



平成28年度 修了生

tanimura

谷村 利行(今村総合病院 集中治療室)

受講動機

移住して10年経ち、何か鹿児島の医療、看護の質向上に役立てればという思いと以前から興味のあった特定行為研修が鹿児島から家族から離れることなく受けられるということに魅力を感じ受講しました。

研修の感想

e-learnig自体は ほぼ気合で乗り切りました。家族の支えと応援、同僚のサポートがあってこそ乗り越えられたのではないかと思います。多角的に患者をみれる知識、ヘルスケアアセスメントの方法を学べ、在宅から急性期まで看護、医療の提供に必要なことが身に付けられました。修了後は ますます患者の入室から在宅までの必要な医療展開、医師の診断過程に対して理解する事が出来るようになり、他職種と同じ言語を用いてコミュニケーションできるようになりました。


saida

才田 隆一(鹿児島大学病院)

研修の感想

私は平成28年度に看護師特定行為研修を受講し、呼吸器(人工呼吸療法に係るもの)関連と循環動態に係る薬剤投与関連の区分を修了しました。受講の動機は、呼吸・循環に関して改めて、より深い知識を身につけたいと考えたからです。

私は現在、大学病院の救急救命センターに所属しており、県内から様々な重症な患者受け入れをしています。大学病院という特性上、医師は比較的多く在籍しており、特定行為研修修了者が単独で特定行為を行うような機会はあまり多くありません。しかしながら、今回の研修を通して学んだ病態・解剖生理、また臨床推論などの成果もあり、行われている治療内容や、その治療に至った医師の思考過程、今後予測される病状変化について、今まで以上に理解して患者対応ができていると感じています。

2025年までに10万人を目指している特定行為研修ですが、現時点では500人あまりしか修了生がいません。今後、数が増え様々な病院・施設で活躍できるようになればと思いますし、できるよう頑張りたいです。


takenouchi

竹之内 卓(鹿児島大学病院)

研修の感想

私は特定行為研修を働きながら受講していたことで、救急外来に訪れる患者さんを観察、評価する能力が上がっていくのを研修中から実感していました。

特定行為研修は、ただ特定行為のことを学ぶだけではなく、患者さんの全身状態を観察する能力が身につけることができたと思います。今後は、リソースナースとして院内のコンサルテーション活動だけでなく、地域の医療・看護の質の向上に貢献できるよう教育活動にも携わっていきたいと考えています。

Back to Top