氏名/橋口 裕
役職/鹿児島大学大学院糖尿病・内分泌学 助教
以前の研修医制度ではありましたが、私も研修医時代に診療を通じて疾患に関する知識や手技に関する勉強をさせていただきました。また、多くの時間を患者さんやご家族との時間に費やして直接話すことで、自分の目指す医師像には社会性と謙虚な姿勢が大切であることを実感することが出来ました。
今の研修は多くの科を移動しなくてはならず、以前の研修制度のように患者さんと深い関係を築くのは難しいと思います。しかし、研修医時代に医師として真摯に患者さんと向き合い、後悔のない研修医生活を送ることが、その後の医師人生の糧になると思います。
医師である自分に出来ることは何か、医師とは社会の中でどのような立場にあるかを自分なりに考えることができる必要な時間だと思います。
鹿児島大学には、皆さんが病気と向き合うことをサポートできる充実したスタッフと、様々なことを考える時間があると思います。そして、充実した研修を終えた後には、糖尿病・内分泌学での後期研修を選択してもらえれば嬉しいです。