肝疾患相談センターについて

B型肝炎ウイルス、C型肝炎ウイルスによる慢性肝炎は、肝硬変に進展し、高率に肝がんを発生します。肝炎ウイルスに起因する肝がん患者の死亡者数は増加の一途をたどり、2007年の肝がんによる死亡者数は約3万3千人と、部位別癌死亡数の第3位です。

このような現状を背景に、平成19年1月に厚生労働省より全国C型肝炎診療懇談会報告書が提出され、「都道府県における肝炎検査後肝疾患診療体制に関するガイドライン」が示されました。

この報告書の中で、各都道府県には肝疾患に対する診療を地域ごとに推進するため、各県で中心となって活動する「肝疾患診療連携拠点病院」を原則として1施設選定することが明記され、鹿児島県では鹿児島大学病院が「肝炎診療連携拠点病院」として認定されました。 また鹿児島県下に「肝疾患専門医療機関」ならびに「肝疾患協定(かかりつけ)医療機関」を設定し、肝炎撲滅・肝がん撲滅を目指して鹿児島県下に肝疾患診療連携ネットワークを構築し、肝疾患対策を総合的に推進しています。

さらに対策事業の一環として、患者さんや医療機関の先生・コメディカルの方々からの相談に直接対応するべく、平成21年9月1日鹿児島大学病院に「肝疾患相談センター」が開設されました。 「肝疾患相談センター」は「肝疾患専門医療機関」や「肝疾患協定(かかりつけ)医療機関」との病診連携などの医療体制の拡充や、肝疾患に関する研究・診断・治療に関する最新の情報収集および発信、さらに市民公開講座や医療従事者向け講習会を開催し、肝疾患の正しい知識の普及活動も行っていきます。

肝疾患相談センターの役割

健康診断などで肝機能の異常を指摘された方、B型・C型肝炎などの慢性肝疾患でお悩みの方、 肝臓癌の検査や治療についてのご相談や、医療機関の先生やコメディカルの方からのご相談などについてお答えいたします。
また、「肝疾患専門医療機関」や「肝疾患協定(かかりつけ)医療機関」との病診連携などの医療体制の拡充や、説明イメージ肝疾患に関する研究・診断・治療など最新の情報収集および発信、さらに市民公開講座や医療従事者向け講習会を開催し、肝疾患の正しい知識の普及活動も行っていきます。

令和5年度 年間スケジュール

※詳細は実施日の1か月前に、このホームページに掲載します。

肝炎医療コーディネーター研修会/養成講座(認定期間が3年となりました。※1) 

鹿児島県肝炎医療コーディネーター研修会 オンライン開催予定
6月11日(日)10:00から
鹿児島県肝炎医療コーディネーター養成講座 ハイブリッド開催予定
12月3日(日)午前
会場:ダイワロイネットホテル会議室

ネットワーク研修会(研修会が2回/年となりました。※2

第1回 鹿児島県肝疾患診療連携ネットワーク研修会 オンライン開催
平日 10月17日(火)17:00から予定
第2回 鹿児島県肝疾患診療連携ネットワーク研修会 オンライン開催
平日 2024年1月23日(火)17:00から予定

市民公開講座

日本肝臓学会 肝がん撲滅運動 市民公開講座
7月30日(日)午前
会場:鹿児島県医師会館(遠方の方はオンライン)
対象:県民の皆様

連絡協議会

第1回 鹿児島県肝疾患診療連携拠点病院等連絡協議会 ハイブリッド開催
5月16日(火)18:00から 会場:鹿児島大学病院
第2回 鹿児島県肝疾患診療連携拠点病院等連絡協議会
2024年3月5日(火)18:00から予定 会場:鹿児島大学病院
※1 鹿児島県肝炎医療コーディネーター認定期間の延長について

以下に該当する者の認定期間は3年間です。
令和5年4月1日以降に、鹿児島県肝炎医療コーディネーター研修会 または 鹿児島県肝炎医療 コーディネーター養成講座を受講し、県知事より認定証の交付を受けた新規認定者及び更新認定者。

※2 令和5年度末発行予定の認定書交付について

肝疾患診療専門医療機関および、以下の条件を満たした協定(かかりつけ)医療機関または施設に 認定証を交付します。
鹿児島県肝疾患診療連携ネットワーク研修会に、
1)医師は、年1回以上参加する。
2)医師以外の医療従事者は、年2回参加する。交代での参加を問わない。
以上

「リブ❁ル LIVE☆R」

リブ❁ル LIVE☆R創刊号表紙

従来の「肝疾患相談センター便り」を完全リニューアルし、2020年8月3日に「リブ❁ル LIVE☆R 創刊号」が完成いたしました。

医療従事者・患者様に限らず、県民のみなさま向けに作成しました。
ウェルネス体操の紹介や季節の食材を使ったレシピ・肝疾患に関する情報等内容を工夫しお届けします。

今後は季節ごとに年4回の発刊をめざします。
「リブ❁ル LIVE☆R」をどうぞよろしくお願いします。

~「リブ❁ル LIVE☆R 春号」発刊のお知らせ~

リブ❁ル LIVE☆R 春号表紙

「リブ❁ル LIVE☆R 春号」を発刊しました。

今後とも「リブ❁ル LIVE☆R」をよろしくお願いいたします。



ページトップへ