私は、Bプログラムの研修で小児歯科、冠ブリッジ科、口腔顎顔面外科を選択しました。できるだけ多くの専門診療科をまわって研修したいと考え、3つの科を選択しました。
3か月というのは長いようで短く、あっという間に終わってしまいます。1つの科に慣れたころに次の科をまわる時期が来てしまったり、一人の患者様を長期間診ていくことが難しかったりということもありましたが、3カ月間一つの分野をじっくりと勉強できること、多くの症例を診られることは大きなメリットだと思います。
自分は様々な科を見ることで自分の将来像についても考えることができ、研修が始まった頃とは興味も変わり、進路にも大きく影響を与えた一年となりました。とても充実した研修だったと思います。

平成23年度修了 前野孝枝

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私が鹿児島大学臨床研修を経験して感じたことを以下に述べたい。

臨床研修は、国家試験に合格し学生から1人の社会人また医療人としてスタートする貴重な時期である。行う処置方法が頭ではわかっているつもりでも、実際の診療現場では思い通りに手が動かない。と同時に患者の微妙な変化や状態を瞬時に把握し、声をかけ治療に対してリラックスを心がける必要があるといった、いくつもの高いハードルの存在に気づかされた。その度に私は頭が真っ白くなったが、経験豊富な指導医からの的確なアドバイスにて助けて頂いた。その時またはその後診療に対して、どこが良くないから上手くいかなかったのか、またあれは良かったからそれを続けなさいといった具体的な指導があり、その度に自分なりに反省し、復習さらには練習を行い少しずつではあったが、診療が自分なりのペースを保ちつつ行えることができるようになっていった。

また診療の際の反省や練習は、同期である多くの研修医とディスカッションを重ね、勉強し切磋琢磨を行える環境があり、大変貴重な経験をした研修だと今でも思う。そしてそのことが、現在の自分の診療の基礎となっていると私は思っている。

平成22年度修了 松本幸三

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