鹿児島大学病院からのお知らせ

令和6年能登半島地震に係る鹿児島大学病院災害派遣精神医療チーム(DPAT)先遣隊及び災害時感染症支援チーム(DICT)医師を被災地へ派遣しました

 令和6年能登半島地震により犠牲となられた方々に深く哀悼の意を表するとともに、被災された皆さまに心からお見舞い申し上げます。
 本院では、石川県からの派遣要請を受けて、被災された能登半島地域へ向けて、災害時に精神科医療の提供や被災した人の心のケアにあたる医療チームとして、災害派遣精神医療チーム(DPAT)※1先遣隊3名と、避難所における感染対策支援などを行う、災害時感染症支援チーム(DICT)※2の医師1名を派遣しました。
 両チームは今月14日に石川県の公立能登総合病院へ派遣され、DPATは1月20日まで、DICTは2月上旬にかけて3回に分けて、現地で活動を行います。 
 出発を前に開かれた12日の壮行会には、佐野 輝学長はじめ坂本 泰二病院長、橋口 照人大学院医歯学総合研究科長など学内関係者50名以上及び鹿児島県庁職員2名が参加し、派遣職員を激励しました。
 派遣職員からは、「被災者に寄り添った心のケア、避難所の感染対策支援に全力で取り組みたい」との抱負が述べられました。

※1 DPAT(災害派遣精神医療チーム:Disaster Psychiatric Assistance Team)
大規模災害後、被災地域に入り、精神科医療及び精神保健活動の支援を行う専門的なチーム

※2 DICT(災害時感染症支援チーム:Disaster Infection Control Team)
一般社団法人日本環境感染学会による避難施設等における感染制御活動の支援を行う災害時感染制御チーム

(写真①)激励の言葉を述べる佐野学長 
(写真②)派遣職員・壮行会参加者による記念撮影
(写真③)被災地に向けて出発するDPATチーム(1月14日 午前8時15分)