検査後の治療について

がんゲノム医療部門

どのような治療につながりますか? 治療が見つからなかったら?

がんの遺伝子検査がおこなわれることで、

      • がん細胞にみられる遺伝子の異常が明らかとなり、がんの個性がわかります。
      • 治療効果で期待できる国内で承認済みの治療薬の情報が得られます。
        遺伝子異常が特定できても、そのまま保険診療で使える薬剤が見つかる可能性は高くありません。このため、効果が望める薬剤が判明すれば、保険診療外の情報もお伝えいたします。
      • 治療効果が期待できる国内で行われている治験情報(新しいお薬の情報)を提供します。
        治験に参加可能な場合、治療費負担は自由診療よりも少なくてすみます。(詳しくは、治験担当者へご確認下さい)
        他の臓器で保険承認されている薬剤の効果があると判断される場合もあります。この場合には薬剤の適応拡大(他の臓器や疾患でもその薬が使える)のための治験が行われていなければ、基本的には自由診療となります。民間保険によっては、保険で負担金がカバーされる場合もありますので、契約先へご確認下さい。
      • 治療効果が期待できる国内未承認、海外で承認済みあるいは臨床試験(治験等)中の治療薬の情報が得られます。  
        このような未承認薬(保険で認められていないお薬)の使用を目的として、「患者申出療養制度」という自己負担を減らすための制度も設けられており、がんゲノム医療を促進するために日本全体でこのような制度の利用が推進されています。
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