よくある質問

がんの悩みQ&A

がん全般について

Q

がんと診断され頭が真っ白になって、医師と話したことを覚えていない。今後のことが不安でたまらない。

A

がんと診断されると気が動転してしまうことが多いのですが、今できることをきちんと家族と話し合いながら進めていくことが大切です。たとえば、病名告知を受ける際には一人で聞くのではなく、家族に付き添ってもらい一緒に話を聞くことをお勧めします。
また、説明で分からないことがあったらメモに取り、主治医に質問して問題解決できるようにしましょう。もし主治医と話がしづらい場合は、相談員にご相談ください。説明の場に一緒に同席してサポートをしていきます。

Q

がんの治療を受けるために、治療費が心配です。

A

相談員が、ご利用可能な制度の確認等をお手伝いします。経済的な面、就労に関する支援も行いますので、ご遠慮なくご相談ください。

Q

手術を勧められたが他に良い治療法はないか?

A

現在の標準治療は、手術、化学療法、放射線治療があります。病気の進行によってはこの3種を組み入れながら治療を行っていきます。主治医とよく話し合い治療方針を決定してください。
また、担当医以外の医師に意見を聞くこともできます(これをセカンドオピニオンといいます)。
大学病院のホームページに、手続きや申請方法などが記載されていますのでご覧ください。

 

がん遺伝子検査について

Q

がん遺伝子検査で、どのような事が分かりますか?

A

検査を受けることで以下のことに役立つ可能性があります。

  1. 治療効果が期待できる国内で承認済みの治療薬の情報が得られる可能性があります。ただし、実際には、その治療薬が入手できない、あるいは投薬出来ない可能性があります。
  2. 治療効果が期待できる国内で臨床試験(治験等)中の治療薬の情報が得られる可能性があります。ただし、患者さんの状態や合併症によって、その治験を受けられない可能性があります。
  3. 治療効果が期待できる国内未承認、海外で承認済みあるいは臨床試験(治験等)中の治療薬の情報が得られる可能性があります。ただし、一般的にそのような薬剤は入手が困難な場合が多く、治療に結び付かない場合が少なくありません。 
Q

がん遺伝子検査を受けたいのですが、どのような手続きが必要ですか。

A

まずは、かかりつけ医へ、当院の「がん遺伝子診断外来」受診の希望をお伝えください。
その後、かかりつけ医を介して予約を取って貰ってください。
※患者さんからの直接の予約申し込みは受け付けていません。

Q

すぐに検査を受けられますか。

A

完全予約制となっています。月曜日と木曜日の午後に予約を受け付けています。
※予約状況によっては、ご予約がお取りできるまでに数日かかる場合があります。

Q

入院中に検査を受けることができますか。

A

院内、院外問わず、ご入院中の方はこの検査は受けられません。

Q

家族のみでの受診はできますか?

A

患者さんご本人の受診が必要です。

Q

保険診療の費用はどれくらいかかりますか?

A

保険診療にかかる検査のみの医療費は56万円(税込み)となっています。
患者負担割合が、1割の場合は5万6千円、 2割の場合は11万2千円、3割の場合は16万8千円になります。
高額療養費制度の対象となる場合がありますので病院窓口でご相談ください。

Q

現在、治療が始まったばかりですが、がん遺伝子検査の相談のみもできますか?

A

がん遺伝子検査に関するご相談や検査説明のみも対応します。
別途、がん遺伝子検査相談料、約3万5千円(税込)が必要となります。

Q

何を使って検査するのですか?

A

過去に行った手術や生検で採取した組織もしくは採血で採った血液を使用します。

Q

必要な検体は、手術や検査直後でないと受けられませんか?

A

保管期間が長くなるほど検査成功率が低下するため、原則3年以内の検体が推奨されています。

Q

がん遺伝子診断外来受診から結果説明までどのくらい時間がかかりますか。

A

約6週間かかります。

Back to Top