肺・胸膜・縦隔
1.診療体制
呼吸器内科で取り扱っているがん
呼吸器内科では、肺がんや胸腺腫、胸腺がん、悪性胸膜中皮腫の患者さんの診療を行っています。
2.診断
呼吸器内科における診断体制
肺がんや胸腺がん、胸腺腫、悪性胸膜中皮腫が疑われる患者さんでは、呼吸器内科で行う気管支鏡検査や、放射線科で行うCTガイド下生検、呼吸器外科で行う手術などによって診断を行っています。特殊な気管支鏡である超音波気管支鏡を使用することで、通常の気管支鏡検査の機器だけでは診断が困難なリンパ節などの病気についても検査が可能です。
これらの検査により得られた病変部位の組織、細胞を用いて、病理部でがん細胞の種類の診断や、がん遺伝子の検査を行い、患者さんにとってより効果が期待される治療を選択しています。
3.治療
呼吸器内科で取り扱う治療(手術・集学的治療等)
呼吸器内科では、患者さんが速やかに適切な治療を受けることができるよう、呼吸器外科や放射線科、病理部と定期的に会議を行っています。
手術は呼吸器外科で行います。
化学療法と放射線の併用療法の適応となった患者さんは、放射線科の協力のもと呼吸器内科で治療を行います。
また手術が行われる患者さんでも、手術の前や後に薬物治療や放射線治療が必要な場合があり、その際には呼吸器内科で治療を行います。
4.薬物治療
呼吸器内科で取り扱う治療(薬物治療)
薬物治療が行われる患者さんでは、がん細胞やがん遺伝子の検査の結果に基づいて、抗がん剤や分子標的治療薬、免疫チェックポイント阻害薬などの薬剤で治療を行います。
5.放射線治療
呼吸器内科で取り扱う治療(放射線療法)
放射線治療が行われる患者さんでは、放射線科の協力のもと呼吸器内科で治療を行います。
6.先進医療、臨床研究、治験
呼吸器内科で取り扱う治療(緩和ケア、がん緩和治療)
肺がんや胸腺腫、胸腺がん、悪性胸膜中皮腫の患者さんでは、息が苦しくなったり、痛みを感じたり、様々な症状を感じることがしばしばあります。
緩和ケアチームや放射線科などと協力して、これらの症状を和らげるための薬物治療、放射線治療、特殊な処置を行なっています。
先進医療、臨床研究、治験
呼吸器内科でおこなっている高度医療、最新の治療、研究等
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