治験薬の保管状況
治験薬の管理方法
治験薬は治験薬管理手順書に記載された保管温度条件に応じて、薬剤部内治験薬管理室にある下記の9つの保管庫内で適切に保管しています。原則毎朝8:30に精度保証された温度計を使用して、前回測定時以降から当該測定時までの最高温度と最低温度および測定時の温度を目視し、紙媒体に記録しています。(超冷凍は測定時の温度のみを記録しています。)この温度記録の原本は、紙媒体で治験の実施に係る適切な期間において保管しています。
保管庫名 | 製品名 | 製品番号 | 製造会社名 | 温度域 |
---|---|---|---|---|
@ 治験薬保管庫 | ― | ― | ― | 1℃~30℃ |
A 恒温器 | 冷凍機能付インキュベーター | MIR-554-PJ | Panasonic | 15℃~25℃ |
B 冷蔵庫A | 薬用冷蔵ショーケース | MPR-1014R-PJ | PHCbi | 2℃~ 8℃ |
C 冷蔵庫B | 薬用冷蔵ショーケース | MPR-514R-PJ | Panasonic | 2℃~ 8℃ |
D 冷凍庫C | 薬用冷蔵ショーケース | MPR-S300H-PJ | PHCbi | 2℃~ 8℃ |
E 冷凍庫D | フリーザー付き薬用保冷庫 | MPR-N250FSH-PJ | PHCbi | 2℃~ 8℃ |
F 冷凍庫1 | フリーザー付き薬用保冷庫 | MPR-N250FSH-PJ | PHCbi | −15℃以下 |
G 冷凍庫2 | 冷凍庫 | SCR-CDS45 | Panasonic | −15℃以下 |
H 超冷凍 | 超低温フリーザー | MDF-C8V1-PJ | PHCbi | −70℃以下 |
温度計の種類と精度管理
当管理部門では、温度計@〜Hを使用しています。温度計@〜Hは、それぞれ特定標準器(国家標準)に基づく校正証明書を有しております。校正は1年毎に実施しています。
温度計名 | 温度計の製品名 | 製品番号 | 製造会社名 | 使用対象 |
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温度計@ | デジタル最高最低温度計 | 14-650-103 | Thermo Fisher Scientific | 治験薬保管庫 |
温度計A | デジタル最高最低温度計 | 14-650-103 | Thermo Fisher Scientific | 恒温器 |
温度計B | デジタル最高最低温度計 | 14-650-103 | Thermo Fisher Scientific | 冷蔵庫A |
温度計C | デジタル最高最低温度計 | 14-650-103 | Thermo Fisher Scientific | 冷蔵庫B |
温度計D | デジタル最高最低温度計 | 14-650-103 | Thermo Fisher Scientific | 冷凍庫C |
温度計E | デジタル最高最低温度計 | 14-650-103 | Thermo Fisher Scientific | 冷凍庫D |
温度計F | デジタル最高最低温度計 | 14-650-103 | Thermo Fisher Scientific | 冷凍庫1 |
温度計G | デジタル最高最低温度計 | 14-650-103 | Thermo Fisher Scientific | 冷凍庫2 |
温度計H | ワイヤレスデータロガー | TR75A | 株式会社ティアンドデイ社 | 超冷凍 |
※2024年3月4-6日 温度計の校正を実施
非常時の対応
治験薬を保管している冷蔵庫や冷凍庫は、非常電源対応の電源コンセントから電力供給を受けており、停電や災害時により電力供給が途絶えた場合でも一時的に電源が供給できる体制を整えております。また、非常用電源に切り替わった際は、治験薬管理者等へ連絡が入りますので、治験依頼者の担当者の方へ連絡の上、適切に対応いたします。