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看護活動の紹介

特定・認定看護師・診療看護師(NP)

当院では、特定看護師16名、認定看護師15分野31名、診療看護師(NP)2名が看護の質の向上をめざし、専門チームに所属しながら、あるいは病棟・外来などで実践・指導・相談(コンサルテーション)活動を行っています。今後も病院機能に応じた分野拡大を図っていきます。

特定看護師とは

チーム医療をさらに進める

当院では、「看護師の特定行為に係る研修制度」を修了した看護師を特定看護師と呼称して活動しています。特定看護師は、看護師の業務拡大やタスクシフト/シェアを進めチーム医療を推進し、医療全体の業務の効率化・看護師の質向上を目指しております。
特定看護師は、「看護師の特定行為に係る研修制度」を修了していますので、医師の包括的指示(手順書)のもとに特定行為を実施できます。主に実施している特定行為は「人工呼吸器設定の調整」や「昇圧・降圧剤の薬剤調整」、「PICC挿入」「褥瘡又は慢性創傷のデブリートマン」「インスリンによる血糖コントロール」等です。現在も院内でコンセンサスを得ながら、実施できる特定行為を拡大しています。

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認定看護師とは

糖尿病看護認定看護師

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糖尿病看護認定看護師
井手迫 和美/榮 詩帆

糖尿病患者さんやそのご家族の療養相談、フットケアを中心に行っています。また、院内・院外の研修講師として、糖尿病看護の質向上に貢献できるよう取り組んでいます。糖尿病の自己管理は一生続くもので、終わりの見えない療養生活に不満や不安を抱く患者さんが多くいらっしゃいます。糖尿病患者さん一人ひとりの思いを受け止め、糖尿病をもちながらも、生きがいを見いだせるようサポートしていくことを目標としています。

糖尿病療養相談外来(PDF)

皮膚・排泄ケア認定看護師

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皮膚・排泄ケア認定看護師
宮薗 幸江/西帯野 智代/竹原 沙織

私たちは、褥瘡・創傷管理や人工肛門・人工膀胱のケア、失禁ケア領域の質向上のために、看護師や他職種と連携して活動しています。また、日常的に行う身体的な看護技術の支援を行うだけでなく、病に罹患したことや不可逆的な身体機能の変化を体験し苦しむ患者さんの心理過程に合わせてケアすることを心がけています。

ストーマ看護外来(PDF)

感染管理認定看護師

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感染管理認定看護師
折田 美千代/有村 尚子/稲森 彩/村田 奈穂

感染管理の組織的活動を推進するために、専従看護師として医療環境安全部感染制御部門に配属されています。病院内の全ての人々(患者さんや家族、医療従事者)を感染から守ること、そのための効果的な予防及び管理を実践することが私達の役割です。多職種との組織横断的関わりと感染対策チーム(ICT、感染リンクナース)と連携し、院内で発生している感染の把握、結果を分析、評価し必要な感染対策を導入していきたいと考えています。

摂食・嚥下障害看護認定看護師

摂食・嚥下障害看護認定看護師
鈴木 真由美/福田 ゆかり

「摂食嚥下障害」とは「食べる」「飲み込む」といった行為の障害です。そのような障害のある方の嚥下機能を評価し、安全に食べる方法を考え、実際に食べる場面でお手伝いさせて頂いております。安全においしく口から食べることを目指して、リハ医師や看護師、言語聴覚士・栄養士など多職種と連携を図り、嚥下機能回復のための専門的なリハビリテーションや療養指導を行っています。 「すべての人に食べる喜びとチャンスを!」をモットーにサポートしていきます。

がん化学療法看護認定看護師

がん化学療法看護認定看護師
丸野 なお子/市来 博美

現在、外来化学療法室を利用する患者さんのケアを主として勤務しています。化学療法は殆ど入院で行っていましたが大部分が外来へ移行しています。抗がん剤による治療は継続して行う必要があるため、副作用を最小限にし、治療をいかに生活の一部として捉え、充実した生活が送れるかを考えてケアを行うよう努めています。また、化学療法に携わる看護師へ各がん腫による治療法や投与管理、副作用対策などについて認定看護師として教育しています。

がん性疼痛看護認定看護師

がん性疼痛看護認定看護師
岩坪 笑

がん性疼痛認定看護師は、がんなどの病気や治療に伴う身体の症状や不安・抑うつなどのこころのつらさ、療養上の社会生活の問題などに対して、がんと診断された時から患者さんやご家族の思いを尊重し「自分らしく生活していくこと」を維持できるよう、医師・薬剤師・ソーシャルワーカー・栄養士・リハビリスタッフなどの多職種と協働しながら患者さんとご家族をサポートします。

がん看護外来(PDF)

緩和ケア認定看護師

緩和ケア認定看護師 
田畑 真由美/脇田 真衣子

がんなどの病気や治療に伴うこころのつらさ(不安・不眠・生活上の心配事・どうしてこんな病気になったのかという想いなど)やからだのつらさ(痛み・だるさ・吐き気・息苦しさ・むくみなど)を予防したり、和らげたりすることで「その人らしく過ごせる」よう、診断された時から退院した後まで、色々な職種と連携をとりながら患者さん・ご家族をサポートしています。

集中ケア認定看護師

集中ケア認定看護師
伊地知 睦美/山下 浩美

呼吸・循環など障害がある重症患者さんの病状の変化を予測し、重症化の予防や早期回復を支援しています。組織横断的に活動し、院内全体の重症患者看護の質向上に貢献していきたいと考えています。

クリティカルケア認定看護師

クリティカルケア認定看護師
加覧 妙子

集中ケア認定看護師として活動していましたが、特定行為研修を修了し、クリティカルケア認定看護師となりました。急変の兆候をいち早く捉え、患者さんの状態に応じたタイムリーな対応を行い、重症化を回避しています。

救急看護認定看護師

救急看護認定看護師 
内山 美香/白橋 有人

救急看護の対象は、外傷、脳血管疾患、虚血性心疾患、更には災害被災者まで、多種多様な疾患やライフステージの患者とその家族です。病態に応じた救命技術やトリアージなどのケア技術を提供すると共に、危機的状況におかれた患者・家族への支援・危機介入を実践し心身の障害を最少にとどめることを目的に活動しています。急変患者の対応に備え、院内看護師への指導、相談も合わせて行っています。

慢性心不全認定看護師

慢性心不全認定看護師
髙山 直子

慢性心不全認定看護師は、急性期から慢性期まで全病期の慢性心不全患者さんを対象に、心不全の増悪因子の評価、急性増悪の回避や予防、症状マネジメントを行います。
また慢性疾患は、患者さんに努力して頂く部分も多くあります。患者さんと生活の中で実践できる目標を一緒に考えながら、療養生活支援や生活調整などを支援していきたいと考えています。

手術看護認定看護師

手術看護認定看護師
米澤 里恵/永野 孝哲

患者さん・ご家族が安心し、安全に手術に臨めるよう、手術室での活動や、手術前の患者さんへ指導や説明を行う周術期外来を実施しております。さらに、手術に関する看護職員への教育にも貢献しています。

乳がん看護認定看護師

乳がん看護認定看護師
吉永 美佳

乳がん患者の告知や治療選択の場面での患者さん・ご家族の精神的サポート及び意思決定支援を支援しています。また、乳がんの治療(手術や内分泌治療など)セルフケア支援やボディイメージの変容による心や身体の悩み相談にも応じています。職員に対しては、乳がん看護に関する教育、研究活動の支援を行っています。

認知症看護認定看護師

認知症看護認定看護師
中野 宏美/内匠 美貴

認知症の患者さんやご家族が安心して治療が受けられるように、多職種と連携を取り、ベッドサイドでの生活環境を整えサポートしています。また、認知症患者さんの意思決定支援に関すること、退院支援に関することへの相談に応じるとともに、職員への認知症に関する教育も実施しています。

診療看護師(NP:Nurse Practitioner)とは

診療看護師(NP:Nurse Practitioner)とは、NP教育課程(大学院修士課程)修了後に、一般社団法人日本NP教育大学院協議会が実施するNP資格認定試験に合格した看護師のことです。当院には2名が在籍しており、1名は看護師特定行為研修センター主任として運営管理を行い、1名は2022年よりNPとして救命救急センターで活動しています。

診療看護師 岸良 達也

NPは、患者さんのQOL(生活の質)向上のために医師や多職種と連携・協働し、医師からの直接的指示により包括的な医療行為を実践しています。まだまだ国内でも認知されていないNPという新たな医療職の役割を見出す、“ゼロイチ活動”は鹿児島大学病院でも始まったばかりです。鹿児島県唯一の特定機能病院として、高度な医療から離島医療が研修できるような魅力あるNPの卒後研修プログラムも検討中です。
鹿児島大学病院の“NPゼロイチ活動”の仲間を募集しています。

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