口唇および口腔がん

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担当診療科
耳鼻咽喉科・頭頸部外科

腫瘍について

腫瘍について詳しくは「がん対策情報センター」でご紹介しています。下記のボタンからリンクします。

1.診療体制

耳鼻咽喉科・頭頸部外科で取り扱っているがん

口腔がんは口の中にできるがんで、舌や歯茎、頬の粘膜などにできるがんが含まれます。なかでも舌がんが50~60%を占めます。舌の縁に発生することが多く、膨隆してくるタイプのがんは痛みや出血がなく硬いしこりが触れるのみの場合が多いです。潰瘍を形成するタイプでは早期から痛みを伴います。なかなか治らない口内炎の場合には注意が必要です。舌癌の原因は明らかではありませんが、飲酒、喫煙による化学物質による刺激や歯や入れ歯などの機械的な刺激ががんを誘発すると考えられています。

2.診断

耳鼻咽喉科・頭頸部外科における診断体制

口腔内の病変の視診、触診を行います。また、内視鏡を用いて咽頭や喉頭への病変の広がりを観察します。そのうえで、がんの組織検査を行います。更に、超音波、CT、MRI、PETを用いて腫瘍の範囲やリンパ節転移の有無を調べ、進行度を判断します。

3.治療

耳鼻咽喉科・頭頸部外科で取り扱う治療(手術・集学的治療等)

ほとんどの口腔がんで手術が治療の主体となります。早期がんであれば手術切除のみで済むこともあります。進行がんでは広範囲の切除を行い、口腔や咽頭などを修復するための再建術が必要になります。腕の皮膚(前腕皮弁)やお腹の皮膚・筋肉(腹直筋皮弁)などを使って再建します。進行がんでは放射線治療や抗がん剤治療(化学療法)を組み合わせて行うこともあります。

4.薬物治療

耳鼻咽喉科・頭頸部外科で取り扱う治療(薬物治療)

シスプラチンという抗がん剤を主体した薬物治療(化学療法)を行います。放射線治療に併用することが多いです。

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