7月31日(土)に、鹿児島大学病院C棟ヘリポートにおいて、鹿児島県の消防・防災ヘリコプターを用いた医療資機材搬送シミュレーションが実施され、本院から11名の医師・臨床工学技士が参加しました。
今回の計画は、本院との円滑な連携を図ることを目的に、鹿児島県防災航空センターから依頼があったもので、経皮的心肺補助装置(PCPS)や補助循環用ポンプカテーテル装置(IMPELLA)等の医療資機材を使用した患者さん(今回は人形を使用)の搬送方法について、シミュレーションが行われました。
はじめに、各医療資機材の簡単な説明と積載時の注意点等について説明があり、それぞれの高さや積載する順番の確認、ヘリ内での転倒防止や電源コンセントの位置確認等が行われ、問題点や改善点の洗い出し、搬送作業の見直し等について、忌憚のない意見が述べられました。
鹿児島大学病院では、重症心不全患者さんをはじめ、すべての患者さんが適切な医療を受けられるよう、今後も出動体制や安全管理体制の一層の充実、県との連携強化について共通認識を図るとともに、搬送技術の向上と維持に努めてまいります。




下ろす様子)