• チーム医療の実践や次世代の医療人の育成を目指しています
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研修医の声


氏名/藤尾 信吾
役職/鹿児島大学大学院脳神経外科学 助教

 鹿児島大学病院総合臨床研修センターのホームページへようこそ! 

 このページを閲覧して下さっている学生さん、研修医の先生方、初期臨床研修の2年間が医師としての基礎を築く大切な期間であることは間違いありませんよね。しかし、知識や手技はやる気さえあれば、いつでもどこでも習得することが可能です。ではこの2年間でしか得られないものはなんでしょう。それは「人の絆」だと私は思います。

 研修医の先生方は数週間から数ヶ月ごとにいくつかの科をローテートするわけですが、各部署で数多くの出会いがあります。研修医仲間、指導医、コメディカルスタッフ・・・これほどまでに多くの絆を築くことができるのは、ローテートできる初期臨床研修期間しかありません。鹿児島大学病院には県内で最も多い70名の研修医の先生方が日夜研修に励んでいます。また200名を超える上級医が24時間体制でサポートしています。この恵まれた人的環境の中で得られる絆は皆さんの一生の糧となることでしょう。

 鹿児島大学病院は鹿児島市南部の桜ヶ丘という小高い丘の上にあり、鹿児島のシンボル桜島や錦江湾を一望できます。晴れた日には開聞岳や高千穂の峰まで望む絶景の地です。2013年10月には新病棟の最上階に総合臨床研修センターがオープンし、ハード面でも充実した環境が整いました。皆さん、多くの仲間と共にこの鹿児島大学病院で学んでみませんか?

 最後にちょっとだけ脳神経外科のPRを!

 鹿児島大学脳神経外科は日本でも有数の手術件数を誇り、術中MRI、ナビゲーションシステムなど、最新の医療機器を備えた手術室が完備されています。関連病院も豊富で、希望者は聖路加国際病院や虎の門病院といった県外施設での研修も可能です。皆さんと一緒に人体最後のフロンティア「脳」へ挑戦できたらうれしいです。

氏名/平木 嘉幸
役職/放射線科 講師

 鹿児島大学病院卒後臨床研修の選択科として、放射線科を選択することが可能です。当科の到達目標につきましては、基本的に画像診断、IVR、放射線治療の各分野で必須とされる知識を取得すること、さらに希望に応じて、特定の領域やモダリティについて重点的に研修を受けることも可能です。

 

 紙面の都合で、担当の放射線治療分野について述べさせていただきます。日本の人口は全世界のわずか5%程度ですが、その日本で全抗がん剤の20%が使用されているという現実があります。一方、日本ではがん患者のうち放射線治療を受けているのは25%ですが、欧米では50%を越えており、いかにわが国のがん治療が偏っているかを表す数字です。これら放射線治療の利用率の低さの原因として、放射線治療医師不足が社会問題になっており、がん対策基本法でも放射線治療医育成が支援されています。

 

 放射線治療分野は、放射線腫瘍学を学び研修する場で、がんの放射線治療に関する放射線生物学、放射線物理学を基礎とし、臨床的な放射線治療を科学的に分析する学問分野です。がんの病期分類、放射線治療計画、治療後の効果判定などに必要な様々な画像診断の基礎から最先端までを学び、腫瘍画像についての知識と経験を身につけ、さらに関連する内科的・外科的治療にも精通し、また、Oncologic emergencyや緩和ケアも学びます。

 

 このように放射線腫瘍学は単なる放射線治療のみならず、全身の全ての臓器に対するがん治療に関連する総合的な医学を身につけたTotal Oncologistを目指し、その中でもとりわけ放射線治療のスペシャリストになることが目標となります。

 

 がんの医療を行いたいが、どの臓器を対象にするかまだ決めかねている研修医の方々にはうってつけの学問分野です。また、将来特定の臓器のがんの医療を行いたいという研修医の方々にも、逆に放射線治療を研修されることをお勧めいたします。その経験は特定の臓器のがんの医療を行って行く上でも必ず役に立つものと確信いたします。

氏名/武藤 充
役職/小児外科 特任助教

 医師として歩みを始めたみなさん、心がワクワクするような、自分がイキイキと過ごせる場所は見つかりましたか?そこが、これから先みなさんが専門として進んでいく領域だと思います。志高く、一歩一歩歩んで行ってください。

 

 第1回目の今回は、小児外科教室から発信します。

 

 『まだまだ力が及ばないところも多くありますが、日々病気と戦っているこどもたちのために少しでも支えになりたいと努力をしています。』これは、私が12年前、鹿児島大学小児外科の門を敲くきっかけとなったフレーズです。先輩小児外科医たちは、ひたむきに謙虚な姿勢でこどもたちと真剣に向き合っていました。自分もかくありたいという思いが湧き立ち、今に至っています。新しい発見に出会うチャンスが数多くあり、まさに心ワクワク、楽しくて楽しくて仕方ない時間を送っています。その秘密は、"See one,Do one,Teach one"という先人の教訓にあります。小児の外科疾患は希少なものがたくさんあり、全く同じ経験を何度も積むチャンスはありません。また、臨床は常に応用問題の連続で、教科書に書かれていないことがいっぱいあります。このため、患者さんとの出逢いをひとつひとつ大切にし、一から十を学ぶ姿勢が求められます。求めれば求めただけ収穫が得られる魅力ある学問が、小児外科学なのです。産まれたてで手術に関わったちっちゃなちっちゃな赤ちゃんが日に日に逞しく育っていく姿をみるとき、元気に退院したこどもたちのくったくない笑顔をみるとき、今の仕事に従事できていることに感謝でいっぱいになります。

 

 私たち鹿児島大学小児外科教室では、早期から手術経験を積極的に積んでもらうことを軸にした卒後研修プログラムを組んでいます。また、小児外科専門医取得のための修練に国内留学を取り入れています。患者さんひとりひとりと真摯に向き合い、謙虚な姿勢で学び続けることのできる忍耐と知的好奇心に富んだ若手医師のみなさん、私たちと共にこれからの小児外科の歴史を創ってみませんか?全国どこからでも、いつでもいらしてください、待っています!

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