病院紹介

病院長挨拶

坂本 泰二

病院長 坂本 泰二

 鹿児島大学病院の運営には、日ごろより多大なるご理解とご支援を賜り心から御礼申し上げます。

患者さん本位の安心、安全、高度な医療

鹿児島大学病院は、明治2年に設立された島津藩医学校を前身としています。昭和18年に鹿児島医学専門学校が開設され、鹿児島大学病院の歴史が始まりました。患者さんが安心して医療を受けられるには、鹿児島大学病院が信頼される必要があります。そのため、全てに優先して安全を第一に考えており、その前提で高度な医療を提供できるよう日々努めております。先人たちが築いた医療をさらに発展させ、信頼できる医療を提供することが私たちの責務です。

地域医療および先進的医療

鹿児島大学病院は、県内唯一の大学病院です。鹿児島県は離島やへき地を多く抱えており、それらの地域への医療支援を行い、地域医療を守る役割を果たしています。さらに、へき地・離島医療モデルを作り、将来はアジアなど世界に発信できる医療体系の構築を目指します。あらゆる地域の人々が最高の医療を受けられるように、ハイブリッド手術室や手術支援ロボットの設置、テレメディシンなどの導入を通じて、高度かつ先進的医療の実践に貢献しています。

教育・研修の充実

鹿児島大学病院は、現在の医療人のみならず未来の医療人を育成する責務を負っています。学生の時から、地域医療などの実践を経験させるだけではなく、卒業後あるいは生涯に渡る研修や教育を行うために、各地域から各職種の研修を受け入れています。

21世紀に輝くヒューマントータルケア病院へ向けて

上記のように、鹿児島大学病院は、今後も鹿児島県の医療の中核を担う責任があります。そのためには新しい設備が不可欠であり、平成17年度から病院再開発計画に着手してまいりました。既に完成していた新中央診療棟、新病棟(C棟、B棟)に続いて、令和6年1月に外来診療棟・病棟(A棟)が竣工しました。
新病棟が完成し、新病棟での診療が開始する2024年は、鹿児島大学病院の新たなスタートの年です。これまで以上に、鹿児島における医療の「最後の砦」として高品質な医療を提供し、信頼され安心して受診いただける場を目指します。

鹿児島大学病院は、地域医療を行うとともに患者さん本位の最適な治療を目指します。そのために職員全体が、「心豊かな医療人による安心・安全・高度な医療を目指す。」という理念のもとに、一致団結して医療に取り組んでまいります。皆様の温かいご支援とご協力をよろしくお願い申し上げます。

 

病院長 坂本 泰二