インフルエンザの流行に伴い、入院患者への面会を1月5日(土)から制限します。
入院患者のインフルエンザ予防のため、ご理解とご協力をお願いします。
●入院患者さんのご家族以外の病棟への立入りを禁止します。
●発熱・咳・のどの痛みのある方は、病棟への立入りを禁止します。
平成31年1月4日
鹿児島大学病院長
インフルエンザの流行に伴い、入院患者への面会を1月5日(土)から制限します。
入院患者のインフルエンザ予防のため、ご理解とご協力をお願いします。
●入院患者さんのご家族以外の病棟への立入りを禁止します。
●発熱・咳・のどの痛みのある方は、病棟への立入りを禁止します。
平成31年1月4日
鹿児島大学病院長
2018年11月から12月に当院救急病棟に入院されている患者様のうち、6名の方から多剤耐性緑膿菌が検出され、本事例について12月12日以降鹿児島市保健所・九州厚生局に報告し、対策を強化しております。このため現在、救急病棟への患者様の入院制限を開始しております。
6名の検出された患者様のうち2名は肺炎を発症されましたが、軽快されております。4名の方は感染症を発症していない保菌状態と考えられ、現在抗菌薬での治療を必要としない状態にあります。
多剤耐性緑膿菌が検出された患者様、ご家族の皆様に加えまして、当院で治療をされている患者様、ご家族の皆様ならびに、地域の皆様、関係各位の方々に対しまして、ご心配をお掛けしますことを深くお詫び申し上げます。
2018年12月28日
鹿児島大学病院長 夏越 祥次
平成30年度公開講座 「がん化学療法の基礎と明日からの実践に役立つセルフケア指導-分子標的薬剤による皮膚障害を中心に-」についてお知らせいたします。
詳細につきましては、下記をご参照いただき、申込書に必要事項をご記入の上お申し込みください。
日時:2018年10月27日(土)9:00~12:30
場所:鹿児島大学医学部 鶴陵会館 中・小ホール
募集人数:50名(定員に達しましたら、お断りすることがあります。)
参加費:無料
送信先:鹿児島市桜ヶ丘8-35-1 鹿児島大学病院 看護部(外来化学療法室)
平成30年度公開講座 「重症患者の離床~安全に早期離床を進めよう~」についてお知らせいたします。
詳細につきましては、下記をご参照いただき、申込書に必要事項をご記入の上お申し込みください。
日時:2018年10月20日(土)9:00~12:30
場所:鹿児島大学病院C棟8階 総合臨床研修センター セミナー室
募集人数:50名(定員に達しましたら、お断りすることがあります。)
参加費:無料
送信先:鹿児島市桜ヶ丘8-35-1 鹿児島大学病院 看護部(ICU)
8月23日に本院ホームページにてお知らせしました標記感染事案に関する院内対策等に関しまして、予定どおりICUを閉鎖し、噴霧除染を実施しました。このたび作業が全て完了しましたので、ICUの受入れならびに代替病棟としていました救急病棟を通常運営としまして、救急患者受入れを再開いたします。
※関係の皆様をはじめ、県民の皆様には、制限期間内はご不便をお掛けしましたことをお詫び申し上げるとともに、ご理解・ご協力いただきましたことに重ねてお礼申し上げます。
(8月23日掲載 本院ホームページより抜粋)
本年4月以降、現在まで多剤耐性アシネトバクター検出事例はございませんが、院内の感染対策を徹底するために、ICUを一時的に閉鎖し噴霧除染を行います。
(制限期間 8月13日~9月2日)
本院では、多剤耐性アシネトバクター検出事例について、本院職員への更なる本事例の周知、再発防止に向けた対策の徹底、感染症に関する教育のために全体集会を開催いたしました。引き続き手指消毒、抗生剤の適正使用など、職員への周知を図っていきます。
平成30年 8月20日(月)
本年4月以降、現在まで多剤耐性アシネトバクターの検出事例はございませんが、院内の感染対策を徹底するために、ICUを一時的に閉鎖し噴霧除染を行います。
※ 関係の皆様をはじめ、県民の皆様には、しばらくの間ご迷惑をおかけしますが、院内の感染対策を徹底するために必要な措置と考えておりますので、ご理解の程よろしくお願いいたします。
本院では、標記検証委員会を発足し、8月10日(金)に会議(第1回)を開催いたしました。
1 設置目的
本検証委員会「鹿児島大学病院 多剤耐性アシネトバクター検出事例検証委員会」は、外部委員4名を含む12名で構成され、これまでの本院の対応や対策の検証を行い、現在の対策の適切性を評価し、今後の再発防止策に役立てるよう報告書をまとめていく予定です。
なお、本検証委員会は2~3ヶ月に1回程度開催し、今後1年程度の期間で検討して参ります。
2 第1回 鹿児島大学病院 多剤耐性アシネトバクター検出事例検証委員会
(1)開催日 平成30年8月10日(金)
(2)出席者 院内委員8名 外部委員4名
(3)議事内容
本事例及び本院のこれまでの対応や対策について説明があり、外部委員を含めて「2018年4月の事例以降、現在まで新たに耐性菌は検出されておらず、対策は適切に行われている」ことが確認された。今後さらなる手指衛生遵守率の向上や、抗菌薬適正使用など各種感染対策プロセス評価指標による、改善対策の実施状況評価を外部委員も含め本委員会で行っていくこととなった。また本事例の終息は、患者・環境からの菌検出状況や各種感染対策プロセスの遵守率を勘案し、平成30年末の時点で終息と判断可能か検討することが確認された。
当院へ2017年4月から2018年4月に入院されていた患者様のうち、5名の方から感染症法で規定された多剤耐性アシネトバクターが検出されました。この耐性菌はIMP-1という抗菌薬に対する薬剤耐性遺伝子を保有しており、この他に多剤耐性ではないものの、同じ耐性遺伝子を持つ耐性アシネトバクターが2016年9月以降当院に入院された患者様10名から検出されております。多剤耐性を含むIMP-1遺伝子保有耐性アシネトバクターにより感染症を発症された方5名のうち4名の方が亡くなられ、うち3名の方は耐性アシネトバクター感染が病状の進行に影響を与えた可能性があるとの結論に至りました。亡くなられました患者様には心よりご冥福をお祈り申し上げますとともに、ご家族の皆様に対しまして、深くお詫び申し上げます。
また、2018年4月の事例以降本日まで当院入院患者様におけるIMP-1遺伝子保有耐性アシネトバクター検出例はございません。当院で治療をされている患者様、ご家族の皆様ならびに、地域の皆様、関係各位の方々に対しましてもご心配をお掛けしますことを深くお詫び申し上げます。
2018年8月3日
鹿児島大学病院長 夏越 祥次
アシネトバクターは土壌や河川水などの自然環境中に生息する環境菌です。健康な人の皮膚などから見つかることもありますが、通常無害です。アシネトバクターには多くの種類があり、人の感染症例からはアシネトバクター・バウマニが最も多く検出されます。通常、感染症の流行は集中治療室の患者やその他の重症患者で起こり、医療機関の外で起こることは滅多にありません。
多剤耐性アシネトバクターとは、通常のアシネトバクター感染症の治療に使用する抗菌薬がほとんど効かなくなっている菌のことです。日本での定義は、カルバペネム系、アミノグリコシド系、フルオロキノロン系の抗菌薬全てに耐性を示す株とされています。
当初は欧米で多剤耐性アシネトバクターが問題となり、近年は中国や韓国、東南アジア諸国でも流行が報告されるようになっています。
日本での検出状況は、厚生労働省の院内感染対策サーベイランス(Japan Nosocomial Infections Surveillance:JANIS)によると、2016年に報告されたアシネトバクター分離患者数は32,270人であり、そのうち多剤耐性アシネトバクター分離患者数は130人(0.40%)でした。
(国立感染症研究所 感染症疫学センター 多剤耐性アシネトバクター感染症 Q&Aより)
カルバペネム系抗菌薬を分解する酵素の一種です。このIMP-1と呼ばれるカルバペネム系抗菌薬に対する薬剤耐性遺伝子は、プラスミドと呼ばれる、染色体とは異なる細胞内にある小さなDNA分子上にその情報があり、近縁の細菌間ではその遺伝子情報が伝達されます。
感染症の発症とは、病原体に感染した結果、咳やくしゃみ、発熱など、臨床的に問題となる感染症状を呈している状態を指します。一方、保菌状態とは、病原体は検出されるものの、その病原体自体が生体に侵襲を加えておらず、感染症を発症していない状態を指します。
3月30日(金)に、地下水を濾過して飲料水や治療に利用するシステムを導入しました。
地下水膜ろ過システムでは、本院の敷地内に地下180mの井戸を掘削し、地下水をくみ上げ、飲用可能な水質にろ過し、利用いたします。災害時でも、水を安定して確保できるため、地域の皆さまへ飲料水を提供することが可能となります。
また、上水道使用量の約90%を地下水に切り替えることにより、年間2千万円のコスト削減が見込まれます。