鹿児島大学病院多剤耐性アシネトバクター検出事例に
関する検証委員会について
本院では、標記検証委員会を発足し、7月1日(月)に会議(第3回)を開催いたしました。
概 要
1 設置目的
本検証委員会「鹿児島大学病院 多剤耐性アシネトバクター検出事例検証委員会」は、本委員会
(第3回)から外部委員2名を追加し、外部委員6名を含む14名で構成され、これまでの本院の対
応や対策の検証を行い、現在の対策の適切性を評価し、今後の再発防止策に役立てるよう報告書を
まとめていく予定です。
2 第3回 鹿児島大学病院 多剤耐性アシネトバクター検出事例検証委員会
(1)開催日 令和元年7月1日(月)
(2)出席者 院内委員8名 外部委員6名
(3)議事内容
IMP-1遺伝子保有薬剤耐性Acinetobacter baumanniiの検出状況や終息判断のための手
指衛生遵守率の向上、抗菌薬適正使用および5S(整理・整頓・清掃・清潔・しつけ)な
ど各種感染対策プロセス指標達成状況について協議した。2018年4月の事例以降感染対策
が実施され、現在までにICUを中心に伝播が見られた薬剤耐性Acinetobacter baumannii
は患者および環境から新たに検出されていないことが確認された。ただし、プロセス指標
の達成と感染制御の基盤整備のためにさらなる改善が必要であることから、引き続き対策
の適切性を評価していくこととなった。