料金について
保険適応外の治療
全顎矯正治療 | ・子供の矯正治療: 第1期治療(乳歯列期~混合歯列期)34万円~ 第2期治療(永久歯列期の治療に移行した場合)31万~ ・成人矯正治療(永久歯列期以降)65万円~ |
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部分矯正治療 | 20万円~ |
補綴前矯正治療 | 9万円~ |
*診療毎に、観察料約4千円もしくは調節料約6千円が別途必要です。また、矯正治療の内容や使用する矯正装置の種類および治療期間によって料金が異なります。
保険適応の治療
矯正歯科治療は一般的には保険適用外ですが、下記の場合に限り保険診療の対象となります。
①顎変形症(顎離断等の手術を必要とするものに限る)の手術前・手術後の矯正歯科治療
②前歯及び小臼歯の永久歯のうち3歯以上の萌出不全に起因した咬合異常(埋伏歯開窓術を必要とするものに限る)に対する矯正歯科治療
③「厚生労働大臣が定める疾患(下記参照)」に起因した咬合異常に対する矯正歯科治療
- 唇顎口蓋裂
- ゴールデンハー症候群(鰓弓異常症を含む。)
- 鎖骨頭蓋骨異形成
- トリーチャ・コリンズ症候群
- ピエール・ロバン症候群
- ダウン症候群
- ラッセル・シルバー症候群
- ターナー症候群
- ベックウィズ・ウイーデマン症候群
- 顔面半側萎縮症
- 先天性ミオパチー
- 筋ジストロフィー
- 脊髄性筋委縮症
- 顔面半側肥大症
- エリス・ヴァンクレベルド症候群
- 軟骨形成不全症
- 外胚葉異形成症
- 神経線維腫症
- 基底細胞母斑症候群
- ヌーナン症候群
- マルファン症候群
- プラダー・ウィリー症候群
- 顔面裂(横顔裂、斜顔裂及び正中顔裂を含む。)
- 大理石骨病
- 色素失調症
- 口腔・顔面・指趾症候群
- メビウス症候群
- 歌舞伎症候群
- クリッペル・トレノネー・ウェーバー症候群
- ウイリアムズ症候群
- ビンダー症候群
- スティックラー症候群
- 小舌症
- 頭蓋骨癒合症(クルーゾン症候群及び尖頭合指症を含む。)
- 骨形成不全症
- フリーマン・シェルドン症候群
- ルビンスタイン・ティビ症候群
- 染色体欠失症候群
- ラーセン症候群
- 濃化異骨症
- 6歯以上の先天性部分無歯症
- CHARGE症候群
- マーシャル症候群
- 成長ホルモン分泌不全性低身長症
- ポリエックス症候群(XXX症候群、XXXX症候群及びXXXXX症候群を含む。)
- リング18症候群
- リンパ管腫
- 全前脳胞症
- クラインフェルター症候群
- 偽性低アルドステロン症
- ソトス症候群
- グリコサミノグリカン代謝障害(ムコ多糖症)
- 線維性骨異形成症
- スタージ・ウェーバ症候群
- ケルビズム
- 偽性副甲状腺機能低下症
- Ekman-Westborg-Julin症候群
- 常染色体重複症候群
- 巨大静脈奇形(頸部口腔咽頭びまん性病変)
- 毛髪・鼻・指節症候群(Tricho Rhino Phalangeal 症候群)
- その他顎・口腔の先天異常
*「その他顎・口腔の先天異常」とは、顎・口腔の奇形、変形を伴う先天性疾患であり、当該疾患に起因する咬合異常について、歯科矯正の必要性が認められる場合に、その都度当局に内議の上、歯科矯正の対象とすることができる。
矯正歯科治療に伴う一般的なリスクや副作用について
矯正歯科治療では、下記のような副作用が生じることがあります。十分ご納得された上で、治療をお受けください。
- 最初は矯正装置による不快感、痛み等があります。数日間で慣れることが多いですが、個人差があり、長引く場合もあります。
- 歯の動き方には個人差があります。そのため、予想された治療期間が延長する可能性があります。
- 装置の使用状況、顎間ゴムの使用状況、定期的な通院等、矯正治療には患者さんのご協力が非常に重要で、治療結果や治療期間に影響します。
- 治療中は、装置が付いているため歯が磨きにくくなります。むし歯や歯周病のリスクが高まりますので、丁寧に磨いたり、定期的なメンテナンスを受けたりすることが重要です。また、歯が動くと隠れていたむし歯が見えてくることもありますので、その場合はむし歯の治療が必要になります。
- 歯を動かすことにより歯根が吸収して短くなることがあります。また、歯ぐきがやせて下がることがあります。
- ごくまれに歯が骨と癒着していて歯が動かないことがあります。
- ごくまれに歯を動かすことで神経が障害を受けて壊死することがあります。
- 治療途中に金属等のアレルギー症状が出ることがあります。
- 治療中に「顎関節で音が鳴る、あごが痛い、口が開けにくい」などの顎関節症状が出ることがあり ます。
- 治療経過によっては、当初予定した治療計画を変更した方が、安全もしくは良好な治療結果をもたらすことがあります。その場合は、患者さんと相談して、治療方針を変更することがあります。
- 歯の形を修正したり、咬み合わせの微調整を行ったりする可能性があります。
- 矯正装置を誤飲する可能性があります。
- 装置を外す時に、エナメル質に微小な亀裂が入る可能性や、かぶせ物(補綴装置)の一部が破損する可能性があります。
- 装置が外れた後、保定装置を使用していただかなければ、後戻りが生じる可能性が高くなります。
- 装置が外れた後、治療後の咬み合わせにあわせて、かぶせ物やむし歯の治療などをする可能性があります。
- あごの成長発育によりかみ合わせや歯並びが変化する可能性があります。
- 治療後に親知らずが生えて、凸凹が生じる可能性があります。年齢を重ねることで、歯周病等により歯を支えている骨がやせるなどの変化が生じ、かみ合わせや歯並びが変化することがあります。その場合、再治療等が必要になることがあります。
- 矯正歯科治療は、一度始めると元の状態に戻すことは難しくなります。治療前に担当する矯正歯科医師と十分相談してください。