鹿児島大学病院からのお知らせ

医療支援のため 看護師を大阪府へ派遣

   このたび、鹿児島大学病院では文部科学省からの派遣要請に基づき、医療体制がひっ迫している大阪府へ、人工呼吸器等の使用経験豊富な看護師を派遣することとなり、4月30日(金)に壮行会が行われました。
  大阪府へ派遣されるのは、ICU(集中治療部)に勤務する 村田 奈穂 看護師で、5月6日(木)から5月19日(水)までの2週間、重症者専用の医療施設「大阪コロナ重症センター」へ派遣される予定です。
    壮行会では、坂本 泰二 病院長から「危険を顧みず、自ら手を挙げていただき、深謝しています。大阪府のために必ず貢献してくれると期待しています。」と激励の挨拶が述べられ、村田看護師から「少しでも支援をしたいと思って希望しました。微力ながら医療従事者や大阪府の方々の助けをしたいと思っています。」と力強い抱負が述べられました。
     最後に、宮薗 幸江 看護部長からの挨拶で壮行会を締めくくり、その後、各報道機関からのインタビュー取材を受けました。

(写真左から) 石塚 賢治 副病院長、坂本 泰二 病院長、
村田 奈穂 看護師、宮薗 幸江 看護部長、山﨑 正人 事務部長
インタビュー取材を受ける 坂本病院長 と 村田看護師

本院職員新型コロナウイルス感染について

  本院の職員(医療従事者)1名が5月2日(日)に新型コロナウイルスに感染したことが判明いたしました。
  当該職員は勤務中、常時マスク着用を徹底していたことを確認しております。
  なお、当該職員が接触した箇所については消毒を実施いたしました。また、接触者28名に対して昨日PCR検査を実施しましたが、新たな感染者や院内での感染が疑われる事例は発生しておりません。
    本院としては、診療体制の変更はなく、通常診療を継続いたします。

  皆様にはご心配とご迷惑をおかけしますが、今後も、鹿児島市保健所と緊密に連携し、感染拡大の防止に全力で努めてまいりますので、何卒ご理解のほどよろしくお願いいたします。

  感染した職員、ご家族等の人権尊重・個人情報保護に関して、十分なご理解とご配慮をお願いします。


                                                令和3年5月4日      
                                                  鹿児島大学病院長  坂本 泰二  

鹿児島大学病院の医療現場がテレビで放映されます!

 鹿児島大学病院では、新型コロナウイルス感染症患者を受け入れている医療現場として、複数の報道機関から取材を受けました。
 今回、MBC南日本放送から連絡があり、以下の日時で1時間番組として放映されることが決定しましたので、ご案内いたします。
 過酷な医療現場の実態や、最前線で奮闘する職員を中心に放映される予定です。
 是非ご覧ください。

                放映日時 : 令和3年5月5日(水) 20:00 ~
                番  組  名 : ど~んと鹿児島(MBC南日本放送)

令和3年度 鹿児島大学病院 看護師特定行為研修センター 看護師特定行為研修 入講式について

 鹿児島大学病院看護師特定行為研修センターで、4月9日(金)に、令和3年度看護師特定行為研修入講式が行われました。
 同センターは、平成28年8月に、九州の国立大学として初めて厚生労働省から「看護師特定行為研修 指定研修機関」の指定を受け、本院の看護師特定行為研修センターで研修を修了した看護師は、「特定看護師」として医師や歯科医師の判断を待たずに、手順書により特定行為を実施することができるようになります。
 今年度は、第6期生として13名の看護師が入講し、1年間の研修を受講します。
 入講式では、垣花 泰之 看護師特定行為研修センター長から「看護師特定行為は、日本の将来を担う大変重要な職務になります。色々と大変かと思いますが、健康に留意し、1年間頑張ってください。」と挨拶が述べられ、13名の研修生一人一人から、本研修や看護師の資質向上への期待、地域への貢献などに対する力強い抱負が述べられました。

垣花センター長(写真前列中央)を囲んで記念撮影

令和2年度 患者満足度調査の結果について

 当院では、入院患者、外来患者及びご家族・お付き添いの方々を対象としたアンケートの実施により、 病院へのニーズを把握し、貴重なご意見に対応することでサービスの向上と今後の病院運営に役立てることを目的とし、患者満足度調査(アンケート)を実施しました。
 調査にご協力くださった患者さんには、厚くお礼申し上げます。

 患者満足度調査の結果につきましては、PDFファイルをご参照ください。
 当院では、いただいた貴重なご意見をもとに、業務改善とサービス向上への取り組みを進めてまいります。

   《調査実施期間》
      ◇入院調査 2020年11月14日(土)~11月20日(金)
      ◇外来調査 2020年11月16日(月)~11月20日(金)

令和3年度 新規採用者辞令交付式 について

 鹿児島大学病院では、4月1日(木)に「令和3年度新規採用者辞令交付式」を行いました。
 今回は密を避けるため、看護職員以外の職種は代表者に出席いただき、坂本 泰二 病院長から1人ずつ辞令が交付されました。
 辞令交付の後、病院長講話があり、坂本病院長から「新型コロナウイルス感染症患者が拡大する中、鹿児島大学病院を希望していただき、心から感謝します。医療従事者として自覚と責任ある行動が求められますが、ひとつひとつの積み重ねは、自信と誇りに繋がります。鹿児島県における医療の『最後の砦』として、一致団結して医療に取り組んでいきましょう。皆さんの活躍を期待しています。」と挨拶が述べられました。
 鹿児島大学病院は、これからも患者さんの権利を尊重しながら、安心・安全・高度な医療の提供に尽力してまいります。

坂本病院長から新規採用者へ
辞令を交付
講話を行う坂本病院長

医療従事者向け新型コロナワクチン接種を開始しました

 鹿児島大学病院では、3月29日(月)から医療従事者向け新型コロナワクチン接種が始まりました。
 前週の25日(木)に1,950人分のワクチンが届いたもので、初日の29日は、ICUで治療にあたっている医師など約50名が接種を受けました。
 当日は、KYT鹿児島読売テレビの取材もあり、接種会場の撮影や坂本病院長へのインタビューなどが併せて行われ、無事に接種を終えることができました。
 なお、4月中旬を目処に1回目の接種を終了する予定です。
 鹿児島大学病院は、鹿児島医療の「最後の砦」として、これからも一致団結して医療に取り組んでまいります。

特定看護師からワクチン接種を受ける
坂本病院長
KYTからインタビューを受ける
ICUの医師

ECMO研修会を開催しました

 3月21日(日)に、鹿児島大学病院で「ECMO研修会」が開催され、20名ほどの医療従事者が参加しました。
 この研修会は、COVID-19の重症例に対する人工呼吸器/ECMO管理について、同治療を有効かつ安全に実施可能な人材育成を目的に、医師・看護師・臨床工学技士を対象に行われたものです。
 ECMO(エクモ、Extracorporeal membrane oxygenation:体外式膜型人工肺)は、機能が低下した肺の代わりに体内へ酸素を取り込む働きをする医療機器で、親指ほどの管を太ももの血管から入れて体外へ血液を抜き出し、二酸化炭素を拡散・除去した上で酸素を加え、首付近の血管から体内に戻す装置です。
 この間、患者さんは肺を休めることができますが、回復には2週間以上かかることもあり、治療中は24時間態勢での管理が求められます。
 そのため、熟練した「医療チーム」が必要となり、医師・看護師・臨床工学技士で構成されたチームが参加し、本格的な実践練習を行いました。
 また、今回、MBC南日本放送から取材の申込みがあり、医療現場における臨床工学技士の必要性や実践練習の様子について、インタビューや撮影が併せて行われました。
 鹿児島大学病院は、鹿児島県における医療の「最後の砦」として、引き続き一致団結して医療に取り組んでまいります。

ECMO回路をセッティングする様子
ECMOの操作手順を確認する様子 
ECMO回路の構成を確認する様子
インタビューを受ける臨床工学技士

令和2年度 鹿児島大学病院 看護師特定行為研修センター  看護師特定行為研修 修了式について

 鹿児島大学病院看護師特定行為研修センターで、3月17日(水)に、令和2年度看護師特定行為研修修了式が行われました。
 同センターは、平成28年8月に、九州の国立大学として初めて厚生労働省が定める「看護師特定行為研修」指定研修機関の指定を受け、本院の看護師特定行為研修センターで研修を修了した看護師は、「特定看護師」として医師や歯科医師の判断を待たずに、手順書により特定行為を実施することができるようになります。
 今年度は、7名の看護師が研修を修了し、現在までに延べ58名の特定看護師を輩出しました。
 修了式では、垣花泰之看護師特定行為研修センター長、市村カツ子看護部長、鹿児島県看護協会の田畑千穂子会長からお祝いの言葉が述べられ、修了生からは、この研修により看護師としての質の向上ができたことへの謝辞や地域医療への貢献など、今後の抱負が述べられました。

(写真前列右から)福元センター主任、垣花センター長、新山副センター長を囲んで記念撮影
垣花センター長から修了生へ
修了証を授与