診療科案内(医科診療科)

臨床検査科

099-275-5731

臨床検査科の紹介

臨床検査科では、血友病やHIV感染症など、血液凝固異常症や関連疾患の診療を行っております。
診療は、臨床検査専門医が担当し、ひとりひとりに合った治療を一緒に考えていきます。
また、医師、看護師、薬剤師、臨床心理士、管理栄養士、社会福祉士など、多職種のスタッフが連携しながら、生活面や気持ちの面までサポートしています。
カウンセリング支援も行っており、安心して治療を続けられる体制を整えています。

必要に応じて他の診療科とも連携し、必要な検査や治療がスムーズに進むよう配慮しています。
血液凝固異常症や関連疾患についてご質問があれば、どうぞお気軽にご相談ください。
また、個々の患者様の検査結果に関するご相談もお気軽にお寄せください。

医師紹介

  氏名 職名 専門分野
橋口 照人 教授 臨床検査・血液凝固異常症
山口 宗一 准教授 臨床検査・血液凝固異常症
竹之内 和則 助教 臨床検査・血液凝固異常症
大山 陽子 特任助教 臨床検査・血液凝固異常症
東 貞行 医員 臨床検査・血液凝固異常症
藤崎 知園子 医員 臨床検査・血液凝固異常症

診療曜日・時間表

※専門外来は、初診・再診どちらも曜日指定があります。

初診診療曜日 月・火・木
初診の方は、紹介医により医務課外来予約担当(電話099-275-5168、FAX 099-275-6698)にて予約をとり、紹介医からの紹介状をご用意下さい。
なお、原則として予約された方のみの診療になります。
再診診療曜日 月・火・水・木
受付時間 8:30~11:30 原則としてすべての患者さんで予約が必要です。
診療時間 8:30~12:00
休診日 金曜日・土曜日・日曜日・祝祭日・年末年始(12月29日~1月3日)
※診療部門科の都合により、診療日が変更になることもあります。

実績

●血液凝固異常症の診療について
血友病やフォン・ヴィルブランド病などの血液凝固異常症の診療に取り組んでいます。
希少疾患であるこれらの病態に対し、専門的な視点から診断・治療・生活支援を行っています。

特に、自己免疫性出血症の診療体制の強化と質の向上を目的として、厚生労働科学研究費補助金による研究に採択され、当科が全国調査および診療指針の作成を主導しています(「均てん化」研究班 代表:橋口照人)。
この研究は、診療の「均てん化」(地域差の解消)と、「総合的」な診療体制の整備に寄与することを目指しており、全国の医療機関や研究者と協力して進めています。
今後も、希少疾患に対する専門性の高い医療提供と、政策的・学術的貢献の両立を大切にしながら、血液凝固異常症の診療を発展させてまいります。

場所

よくある質問

  初めて受診する場合、どのような準備が必要ですか?

保険証や他院での検査結果、お薬手帳などをお持ちください。これまでの病状の経緯や、現在の健康状態についてお話を伺いますので、可能な範囲で情報をご準備いただけると助かります。

  原因のはっきりしない出血症状に対する検査は出来ますか?

当科では、厚生労働科学研究費補助金(難治性疾患政策研究事業)の指定難病288である自己免疫性後天性凝固因子欠乏症についての研究班を運営しております。全国からの症例相談を受け付けており、原因不明の出血症状に対する診断のための特殊検査を行っておりますので、お気軽にご相談下さい。詳細は「均てん化」研究班ホームページ(https://kintenka.jp)をご覧ください。

  フォン・ヴィレブランド病で補充療法を行っていますが、治療効果が十分でないです。相談出来ますか?

フォン・ヴィレブランド病には多彩な病型がありますので、補充療法で期待通りの効果が得られない場合、病型の再検討、自己免疫の有無(自己免疫性後天性フォン・ヴィレブランド病の可能性)、他の疾患の関与などを考慮しなければなりません。当科では、一般の保険診療では実施困難な検査(フォン・ヴィレブランド因子のマルチマー解析やプロペプチド定量解析など)を用いてこれらを検討し、病態に応じた適切な治療方針のご提案を行っておりますので、是非ご相談下さい。