診療科案内(医科診療科)

腎臓内科

腎臓内科の紹介

腎臓内科では、タンパク尿・血尿を主症状とする糸球体腎炎、その他の内科的腎疾患についても診療しています。病棟では、腎臓内科の専門医と指導医、研修医が協力して診療します。週1回は、腎臓内科全体のカンファレンスが行われ、話し合いの上、治療法を検討しています。

医師紹介

  氏名 職名 専門分野
部門科長 井戸 章雄 教授
副部門科長・外来医長・病棟医長 吉嶺 陽仁 助教 腎臓内科(腎炎、腎不全、透析療法)
南 真人 医員 腎臓内科
山下 和 医員 腎臓内科

診療曜日・時間表

※専門外来は、初診・再診どちらも曜日指定があります。

初診診療曜日 月・水※・木・金
初診の方は、紹介医により医務課外来予約担当(電話099-275-5168、FAX099-275-6698)にて予約をとり、紹介医からの紹介状をご用意下さい。 

※ ただし、水曜日は常染色体優性多発性嚢胞腎(ADPKD)外来のみとなります。
再診診療曜日 月・水※・木・金
予約制です。
予約変更の場合には、予約票記載の連絡先にご連絡下さい。

※ ただし、水曜日は常染色体優性多発性嚢胞腎(ADPKD)外来のみとなります。
受付時間 8:30~11:00
初診予約の方は予診票の記入もありますので、予約20分前には初診受付へおいでください。
再診の方は、採血の結果までの場合は1.5時間、検尿のみの場合では30分前にお越し下さい。
採血室の混み具合により、待ち時間が長くなる場合もあります。
診療時間 8:30~17:00
休診日 土曜日・日曜日・祝祭日・年末年始(12月29日~1月3日)
※診療部門科の都合により、診療日が変更になることもあります。

実績

慢性糸球体腎炎で最も多いIgA腎症は、全国の患者数が約33,000人とされ、20年後の血液透析導入率が、なんと40%弱にのぼるということがわかっています。当科では、耳鼻科と連携して、扁桃摘出+ステロイドパルス療法を行うなど、"根治にむけた治療"を目指しています。また、慢性腎不全の方に対しては、"いかに長い間血液透析に入らずにすむか"をモットーに降圧療法・食事療法を中心とした管理を行っています。患者さんがきちんと診断を受けて、それを理解された上で治療をすすめるのが大事だと考えます。

診療科で扱った主な手術や処置の件数 令和2年

腎生検 45件

腎生検は、腎臓の組織診断を行う上で重要なものです。当科では、当院以外の関連施設での腎生検まで含めると、年間100件以上の腎生検症例を扱っています。

場所

腎臓内科

※正面玄関は午前6時から午後6時まで(土・日・祝祭日は除く)

よくある質問

  カゼをひくと、喉が痛くなって、コーラをうすくしたような尿が出ますが…。

IgA腎症で時々見られる現象です。その色の尿は肉眼的血尿といい、目で見える血尿の状態です。IgA腎症は、扁桃とも関係があると言われています。きちんとした診断をして、治療法を検討した方が良いでしょう。

  尿蛋白・尿潜血はあるけど、元気だから大丈夫じゃないんですか? 答え

腎炎の中でも最も多いIgA腎症という病気では、病状がゆっくりと進行して、10~20年後には40%近くの患者さんが末期腎不全となり、血液透析をする状態になるといわれています。腎炎の型によっても治療の強さなどは変わってきます。早期に治療すれば治療が有効な場合も多いので、まずは病院でご相談ください。

  入院はどれくらいの間必要ですか?

診断をつけるための腎生検だけなら4日程度で退院できます。しかし、治療でステロイド剤が必要になる場合には、1~2ヶ月の入院が必要になることもあります。病気の種類によっても異なりますので、ご相談ください。