全身管理歯科治療部
099-275-6595
全身管理歯科治療部の紹介
全身管理歯科は、高血圧症、心疾患、脳血管障害等いわゆる基礎疾患を持つ患者さんや局所麻酔薬での不快症状の経験がある、嘔吐反射が強い、歯科恐怖症など、歯科治療を行うために特別なケアが必要な患者さんの全身管理を行う診療科です。
各担当科の先生が治療や手術を行っている間、私たちはモニタリングや笑気吸入鎮静法、静脈内鎮静法を用いながらその横で常に患者さんの全身状態をチェックすると共に、患者さんを見守り、必要に応じて適切な処置や投薬を行うことで『安全で快適な歯科医療』を提供します。
医師紹介
医師・技師紹介
氏名 | 職名 | 専門分野 | |
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部門科長 | 杉村 光隆 | 教授 | 歯科麻酔、歯科全身管理、ペインクリニック |
副部門科長・外来医長 | 塚本 真規 | 講師 | 歯科麻酔、歯科全身管理 |
スタッフ | 内野 美菜子 | 助教 | 歯科麻酔、歯科全身管理 |
スタッフ | 橋口 浩平 | 助教 | 歯科麻酔、歯科全身管理 |
診療曜日・時間表
※専門外来は、初診・再診どちらも曜日指定があります。
初診診療曜日 | 月~金(予約制) ※当院初診の場合は、成人系歯科センターまでご紹介下さい。 |
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再診診療曜日 | 月~金(予約制) |
受付時間 | 初診:8:30~11:00 再診:8:30~16:30 |
診療時間 | 月~金 9:00~12:00 13:00~17:00 |
休診日 | 土曜日・日曜日・祝祭日・年末年始(12月29日~1月3日) ※診療部門科の都合により、診療日が変更になることもあります。 |
診療分野
静脈内鎮静法、笑気吸入鎮静法、ペインクリニック、全身麻酔、モニタリング
実績
歯科治療には各自で感じ方は様々ですが大なり小なりストレスが伴います。
そのために全身状態が悪化することのないよう、私たちは血圧や心電図、呼吸状態や血中の酸素飽和度などをモニタリングすることでバイタルサインを確認し、全身管理を行います。
また、笑気吸入鎮静法や静脈内鎮静法を用いたり、好きな音楽を聴いたりすることで、緊張を和らげ、恐怖などのストレスを取り除いた状態で歯科治療が受けられるような環境を作ることもあります。
従って患者さんの話に傾聴するというコンサルテーションも重視し、十分な時間をかけることにより『安全で快適な歯科医療』を実践しています。
診療科で扱った主な手術や処置の件数 令和5年度
コンサルテーション | 471件 |
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モニタリング | 6件 |
笑気吸入鎮静法 | 14件 |
静脈内鎮静法 | 528件 |
迷もう麻酔 | 84件 |
全身麻酔(日帰り・入院) | 170件 |
- コンサルテーションは、主に初回、十分な問診、相談のもとで、治療方針および全身管理方法を決めること。
- モニタリングは、治療や手術を行っている間中、バイタルサインを確認し、全身状態をチェックする方法。
- 笑気吸入鎮静法は、笑気を吸入することで、リラックスした状態で歯科処置を行う方法。
- 静脈内鎮静法は、点滴注射を行うことで、眠っている時に近い状態で歯科処置を行う方法。
- 全身麻酔(日帰り・入院)は、麻酔薬で完全に眠っている間に歯科処置を終え、その日のうちに帰るもしくは入院する方法。
よくある質問
歯の治療が怖くて仕方ないのですが、なにか良い方法はありますか?
笑気吸入鎮静法や静脈内鎮静法を用いたり、ご自分の好きな音楽を聞きながらリラックス状態で治療を行う方法があります。
歯科治療で持病が悪化することがありますか?
歯科治療時には個人によって感じ方は様々ですが、何かしらストレスがかかっており、気分が悪くなったり、血圧が異常に上昇したり、ドキドキしたり、狭心症が起こったりすることもあります。
持病によっては、脳血管障害や心臓発作などで重篤な状態に陥ることもありますので病気に応じた注意や対応が必要です。
治療はどの先生が行うのですか?
当科を受診された場合、全身管理は私たちが行い、実際の歯科治療等はいつもどおり各担当科の先生が行います。
各科の先生は当科に集まってくれますので、一日にいくつもの科を受診する場合でも患者さんは各科を巡る必要がなく、患者さんを中心にスムーズな連携が図られています。