薬剤部
099-275-5543
薬剤部の紹介
世界中で行われている研究より得られた膨大な薬の情報を選び、患者さんの状態を理解しながら一人一人に最も適した薬剤および情報を提供しています。薬の量や、薬と薬の組合せ、薬と食物の組合せ、体内の薬の量の確認、不必要な薬を使っていないかなど、患者さんの安全を第一に考え、薬の適正使用に日々努めています。また、大学ならではの大学院生への教育・研究指導、医学部学生への教育、薬学部学生への臨床実習を行っています。さらに基礎から臨床まで幅広く研究に取組んでいます。
教授・薬剤部長 | 寺薗 英之(博士(薬学)) |
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業務内容及び高度な医療機器等又は専門領域
調剤業務

お薬に関してご質問などあれば、薬剤部調剤室窓口にお気軽に声をおかけ下さい。
注射剤調剤業務


製剤業務

がん化学療法管理業務

また、院内のがん治療情報を収集管理し、薬剤師の目で見た安全な治療に取り組んでいます。
薬剤管理指導業務・病棟薬剤業務


医薬品情報管理業務

薬物血中濃度モニタリング業務

薬務
業務の円滑な遂行のため、院内各部署との連絡・連携を図っています。また、職員、学生などの研修や教育に関する業務も行っています。
薬品・麻薬管理業務
薬品管理室では、病院で使用する医薬品の発注と在庫管理を行っています。麻薬管理室では、麻薬の保管、管理、廃棄等を行っています。また、麻薬施用に関する教育を行っています。
治験薬管理業務
治験(医薬品候補の臨床試験)を科学的、倫理的に実施するための治験薬管理業務を行っています。
詳細は、臨床研究管理センター 治験管理部門 ホームページをご参照ください。
https://www.hosp.kagoshima-u.ac.jp/chiken/index2.html
職場紹介・薬剤部組織図
薬剤部は2024年9月1日現在、薬剤師54名、技能補佐員27名、大学院生9名(社会人:8名)が在籍する大所帯となっております。
自己研鑽の職場
患者さんにより良い医療を提供するために、日々自己研鑽に励んでいます。最新の臨床的な知見を得るための英語論文紹介、製薬メーカーによる新薬紹介、薬剤部員による処方検討会、症例検討会、疑義照会報告会、大学院生を交えた基礎的な英語論文紹介などを行っています。
病院薬剤師のリーダーを目指す職場
薬剤部にはがん専門薬剤師をはじめ各種の認定薬剤師がおり、鹿児島県の病院薬剤師のリーダー役として、その活動の場は国内に止まらず、海外の学会活動などにも及んでいます。さらに、鹿児島県病院薬剤師会の事務局の役割も担っています。
また、薬剤部は日本医療薬学会認定薬剤師研修施設、日本医療薬学会薬物療法専門薬剤師研修施設、日本病院薬剤師会のがん薬物療法認定薬剤師研修事業研修施設、プレアボイド報告施設(薬剤師としての患者ケアによる副作用・相互作用等回避を報告する制度)など、勤務する薬剤師の研修施設にもなっています。
医学部生や薬学部生への教育を行う職場
鹿児島大学医学部の学生のみならず、他大学からの薬学部臨床実務実習生などへの講義や実習指導を行っています。
また、研修医や新任看護師へのガイダンス などでも活躍しています。さらに、県下の高校生に対して、薬剤師の仕事内容を直接見学し、理解を深めてもらうことを目的として病院薬剤師の仕事についての見学会を夏休みに開催しています。
研究を行っている職場
- 抗がん薬の副作用発症機構ならびに耐性機構の解明
- 抗菌剤の効果を最大限に発揮し、副作用が発生しない有効血中濃度域の探索
- 神経再生、末梢神経障害の克服を目指した研究
- 薬剤経済、IT化、人工知能を使った医療情報解析への取り組み
など基礎から臨床まで幅広く研究を行っています。また、診療科との共同研究も積極的に進めています。
以上のように、当薬剤部は大学病院薬剤部としての責務である医療、教育、研究に対して、どれ一つ手を抜くことなく一生懸命取組んでいます。
患者のみなさんへ
お薬の注意点
- 高温、多湿、直射日光を避けて保管してください。
- 乳幼児や小児の手の届かない場所(高いところ等)に保管してください。子供の目を引くようなお菓子の缶などには保管しないよう注意してください。
- 薬を包装シートごと飲み込むと喉や食道を傷つけるおそれがあるため必ず包装シートから取り出してお飲みください。
- 用法欄に「食前」とある時は食事の30分位前に、「食後」の場合は食事をしてから30分後位までの間に、「食後2時間」の場合は食後2時間位たってお腹の空いている時にお飲みください。また、「8時間毎」などと時間の指示された薬は、食事に関係なく時間毎にお飲みください。
くすりばこ
当院採用後発医薬品
医療従事者の方へ
研修会等のご案内
2024年11月12日(火) | 第27回 保険薬局薬剤師を対象としたがん化学療法ならびに検査値に関する勉強会(PDF) |
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2024年12月17日(火) | 第28回 保険薬局薬剤師を対象としたがん化学療法ならびに検査値に関する勉強会(PDF) |
服薬情報提供書(トレーシングレポート)の運用
保険薬局にて、患者さんへの服薬指導、電話による経過フォローを行い、当院への情報提供が必要と判断された場合、服薬情報提供書(トレーシングレポート)により報告をお願いいたします。特に、がん患者さんの経過フォローの際は、別紙の有害事象評価表をご活用ください。
ご連絡いただいた情報は、薬剤師がその内容を精査し、患者の電子カルテに記載及び主治医へ連絡することで、医師・看護師へ情報提供させていただきます。
トレーシングレポートとは,患者からの聞き取り情報など、「緊急を要さない(即時性の低い)情報」について医師へ情報をフィードバックするレポートです。
トレーシングレポートによる情報提供は,院外処方せんおける疑義照会等の「問合せ」ではありません.処方せん内容に関する問合せは従来通り処方医へ直接お問い合わせください。
問合せ先 | 鹿児島大学病院 薬剤部 TEL:099-275-5543(平日:9時~17時) |
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提出先 | FAX:099-265-5293 |
様式 | 服薬情報提供書(トレーシングレポート)【がん化学療法】(Word) 服薬情報提供書(トレーシングレポート)【がん化学療法】(PDF) 服薬情報提供書(トレーシングレポート)【血友病】(Word) 服薬情報提供書(トレーシングレポート)【血友病】(PDF) 服薬情報提供書(トレーシングレポート)【その他一般】(Word) 服薬情報提供書(トレーシングレポート)【その他一般】(PDF) |
別紙 | 副作用評価表(CTCAE)(PDF) |
採用レジメン一覧
当院では、原則として院内で使用する全てのレジメンをがん化学療法委員会で審査しております。
この採用レジメン一覧は、地域の医療機関・保険薬局などがより質の高いがん化学療法を行うための情報提供を目的としており、その他の使用(患者・一般の方への情報提供、自施設での流用など)は想定しておりません。
また公開するレジメンは標準的なものであり、臨床試験など一部のレジメンは公開しておりません。なお支持療法を含めて、薬剤の投与量、投与スケジュールは、患者の状態によって変更される場合があります。
消化器内科・外科(PDF) | 呼吸器内科・外科(PDF) |
血液・膠原病内科(PDF) | 乳腺・甲状腺外科(PDF) |
脳神経外科(PDF) | 泌尿器科(PDF) |
産科・婦人科(PDF) | 整形外科・リウマチ外科(PDF) |
皮膚科(PDF) | 耳鼻咽喉科・頭頚部外科・歯科(PDF) |
全科共通(PDF) |
レジメンの詳細や患者さんの緊急性の高い副作用対応に関する相談等については下記へご連絡ください。
※緊急性のない場合は、原則としてFAXによる情報提供・共有をお願いします。
(問合せ先)鹿児島大学病院 薬剤部 がん化学療法管理室 TEL:099-275-5543(平日:9時~17時)